ファンドオブイヤー2020から見る投資力の向上

例年通り、投信ブロガーが選ぶファンドオブイヤーが発表されました。
このランキングは一般投資家の動向や流行りを知ることができるので、毎年参考にしています。また、証券会社の宣伝などが入っていないので低コストの商品が多くランキング入りしています。商品選択で悩んだら一読の価値ありです。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020

概要

2021年1月16日にファンドオブイヤー2020が発表されました。19年、18年に引き続き「eMAXIS Slim」シリーズが強さを見せつけています。基本的には良いランキングだとは思いますが、一部レバレッジファンドや注意が必要なファンドもランクインしています。あくまでも参考として一読してみると良いと思います。

ランキング

簡単にTOP3の解説します。

一位は去年に引き続き「eMAXIS Slim 全世界株式」通称オルカンでした。日本を含む全世界の株式に投資するMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指すファンドです。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは時価総額荷重型の指数となります。そのため、このファンドを買っているだけで全世界の成長恩恵を受けることができます。しかも手数料も安い。納得の一位です。

二位は「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」でした。相変わらず名前が長いです。このファンドはMSCIコクサイ・インデックス指数に連動することを目指した主要先進国中心のファンドです。一位のオルカンよりもっと新興国、日本の割合を多く持ちたいなど、自分でポートフォリオを調整したい人には選択肢に入ってくるファンドです。「eMAXIS Slim」でも似たファンドがありますが「ニッセイ」が二位となっています。正直に言うとどっちでも大差ないのでサイコロで決めていいと思います。

三位はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)でした。毎年ランクインしている海外ETFが今年は三位まで上がって来ました。バンガードの主要ETFでこれ一本で新興国を含む全世界47カ国に投資できます。構成銘柄は約2900銘柄あり、全株式市場の90%以上をカバーしているそうです。海外ETFなので抵抗がある人もいるかもしれませんが、手数料はたぶん世界一安いです。SBI証券でみると経費率0.08%となっています。興味のある方は頑張って買ってみるのもいいかもしれません。

TOP5までのランキング
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
3. バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
4. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
5. ひふみ投信

ランキングの感想

ここからは私が思うファンドオブイヤー2020の注意点を書いていきます。
あくまで個人的な意見なのでこんな考えの人もいるんだ程度で思ってください。

私の思想

私は基本的に「全世界投資」派であり、長期積立を信仰している人間です。 全世界投資を行う上での重要事項は分散、長期積立を行う上での重要事項は市場から退場しないこと、購入商品の手数料を抑えること、だと思っています。その考えからファンドオブイヤー2020のランキングに納得いかない部分もあります。

流行り廃り

ファンドオブイヤーのランキングは一部ですが流行り廃りに左右されているファンドがあるように思います。顕著なのは「ひふみ投信」や「結い2101」です。成績が振るわなかった年はランキングが目に見えて落ちているのに成績が良い年はランキングが上がっています。特に比較されているTOPIXと差が大きい時は注意です。これらのファンドは確かに成績は良いのですが手数料が高い、アクティブファンドなので長期的にインデックスと比べてどうなるかわからない。また、分配金を出しているファンドやレバレッジファンドもランキングに入っているので長期投資を目指している私には不安要素があります。

結論

それでも、ランキング上位に低コストのインデクスファンドが多く入っていので投信ブロガーさんの優秀さがわかります。私が低コストインデックスが最終的に最強だと気づいたのは5年ほど前なのですが、ファンドオブイヤーに投票しているブロガーさんは10年以上前からインデックスを積立、VTやS&P500に投資するなど非常に賢明だと思います。すごいですね。私も気づくのが遅かったですが、見習って賢明な投資を行っていこうと思います。

余談

eMAXIS Slim」シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」と謳っています。 今は迷ったら「eMAXIS Slim」シリーズを買って間違いないと思います。

2007年からVTとかS&P500に積立投資している人って資産どれくらいになっているんでしょうかね?すごいことになってそうなので羨ましい限りです。