REITを所有する必要があるのか考えていきます。
米国REIT
先進国REITを調べようと思いましたが、私が探せるチャートの期間が短すぎたので米国REITのチャートを見ていきます。
SPDRのS&Pダウ・ジョーンズREIT(RWR)とVTIを比較します。
両方とも米ドル建てです。
データはTradingViewで無料取得できるものを使用します。
最長期間である2001年4月1日を100としたグラフ。
2018年頃まではREITが優勢で推移しており、コロナショックで株が優勢に変わったという感じですね。サブプライム危機時の下落がエグい。
アメリカ住宅バブルの絶頂期である2007年1月3日を100としたグラフ。
住宅バブル絶頂で買っているとVTIに常に負けています。また、一括で買っている場合であれば元値に戻るのに約13年もかかっています。
年初来グラフ。
年初来でみるとREITがVTIに勝っている。
日本REIT
日本のREITも確認します。東証REIT指数とTOPIXの円建てを比較します。
最長期間である2004年7月1日を100としたグラフ。
REITが勝ってたりTOPIXが勝ってたりしているので、リスクヘッジになりそうです。
米国REITと同様にサブプライム危機時の下落がすごいです。
アメリカ住宅バブル時のREIT指数最高値である2007年5月1日を100としたグラフ。
米国REITと同様に株には勝てていませんが、米国ほど明確に差があるわけではないです。 また、未だ最高値に届いていないので、一括での購入はリスクが高いです。
年初来グラフ。
米国と同様、年初来でみるとREITがTOPIXに勝っています。
まとめ
米国REIT
株と比較して勝ってる期間もあれば負けている期間もあり、リスクヘッジにはなると感じます。しかし、住宅バブル絶頂からの回復に約13年かかっていることもあり、一括での購入は非常に危険だと思うので、購入するならドルコスト平均法で積立る方法がよいと思います。
日本REIT
米国REITと比較してTOPIXと競っており、全期間のチャートで見ると2015年から2020年の5年間は反対の動きをしているので日本株に対するリスクヘッジになると思います。 しかし、もし最高値で買ってしまうと未だに元値まで回復していない状態となるので、米国REITと同様にドルコスト平均法で積立投資を行うのがよいと思います。