4月のREITチャートを眺める

4月のREITチャートを眺めてみます。株価と同様、年初来から右肩上がりが続いており収益率も好調です。少々、過剰気味だと個人的には思っていますが、新型コロナのワクチン接種が広がり楽観ムードが全世界で広がると更に上昇する可能性もありそうなので注目しています。しかし、REITの場合、落ちる時は一気にくるので余裕資金での運用を徹底した方がよいと思います。

米国REIT

米国REITは米国株価同様に年初来からすごく上昇しています。率で言うと20%以上の上がりとなっており、米ドル建てのS&P500と比較するとその好調ぶりがよくわかります。ただし、2020年の新型コロナウイルスショック前の水準にはまだ戻っていません。株価の回復を考えるとREITも2020年の水準を超えていけると思うので上昇を期待しています。

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RWR_米ドル建て

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RWR_SPY_米ドル建て

懸念点としては株価同様、年初来から一気に上がっているので過剰な上昇とも思います。上昇期待はしますが、ニュースなど注意して見る必要がありそうです。

欧州REIT

欧州REITは米国ほどではないですが、順調に右肩上がりで推移しています。年初来では+10%程の上昇です。新型コロナ関係で厳しい制限をしている欧州ですが、ワクチン接種が順調に進展していることがREITにも好感されているのだと思います。今後、規制が緩和されると大きく上昇する可能性もあるので注意して見ておきます。

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REITE_ユーロ建て

日本REIT

日本REITは米国同様に年初来から好調を維持しています。米国同様に2020年の新型コロナウイルスショック前の水準には戻っていませんが、年初来からの上昇率がすごいです。TOPIXと比較すると差が一目瞭然となります。

私は日本REITには投資をしていないので残念ですが、このまま好調を維持して欲しいと思います。しかし、REITはイベント事に影響を受けやすいと思うのでオリンピック後にどうなるか気になっています。

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REIT_円建て

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REIT_TOPIX_円建て

まとめ

REITは全世界的に好調で上昇傾向です。日本に関しては4月にTOPIXが下落してもREITは上昇していたのでリスクヘッジとしても役割を果たしていると言えます。米国なんかは両方上がっているのでなんとも嬉しい状態です。今後、新型コロナのワクチン接種が進み、楽観ムードが広がると更に上昇することも考えられます。

しかし、先月も書いた通り少々過熱気味だと思います。ポートフォリオに組み込んでおく価値は十分にあると思うのですが状況の確認はよく行いましょう。REITの場合、落ちる時は一気に落ちるので注意しておくに越したことはないと思います。