謎の不動産屋から電話が来た話

今週は私が体験した怪しいお話を書いています。

少し前に謎の不動産屋から連絡が来たことがあります。車を運転しているときの電話だったので会社名は覚えていませんが、当然聞いたことがないような会社名でした。
(余談で車付属のBluetoothマイクは結構便利です)

内容は東京郊外の不動産を購入して、賃貸として運営しないかという内容でした。不動産投資とかやったことないのでなんで電話番号を知っているのか不明でしたし、そもそも高知に住んでいて、金も持っていない人間に東京の不動産を勧める意味も意義もよくわかりませんでした。まぁ、家に帰る途中でしたし、面白そうなのでちょっと話をしました。声から察するに若そうな人だったのでいろいろと質問したので覚えている範囲で抜粋してみます。電話自体は楽しかったです。

Q: 儲かるんですか?
A: お客様の資産運用、利益の向上になると考えておりますし、そのためにお手伝いをさせていただきたいです。
※ 当然ですが断言はしないようです、あくまで考えているや思っているという言い回しを使う感じでした。

Q: 不動産を買うお金はないです。郊外といえ東京の不動産となると高いですよね?
A: 費用に関しては私共と提携している銀行からご融資できます。
※ 借金してうちの不動産を買って運営してってことですね

Q: 儲かるなら、なんで自分でやるか知り合いや親に紹介しないんですか?
A: 親戚や知り合い等には紹介できない制度になっておりまして...
※ なんだ?その制度?

Q: 山手線の内側ならともかく郊外の物件で賃貸となると流行り廃りの影響が大きいと思うんですけど (オリンピックなど) どう思います?
A: 当社はそのような影響を受けずに継続的に入居してもらえると考えております。
※ この辺から相手が若干めんどくさそうになってました。

Q: 対象物件の近郊の空き家率ってどれくらいですか?
A: えーと......
※ なんか言ってましたが、明確に答えてもらえなかったです。

最後には不動産には興味がないので電話番号が載っているリストから名前を削除してくださいと言い電話を切りました。

よく言われることですが、一般の貧乏人には「いい話」というのは絶対にきません。
これは断言できます。

お金はお金を持っている人のところに集まるというのはうまいこと言っている言葉で数百万から数千万しか持っていない人のところにくる話はお金持ちが見向きもしなかった話ばかりです。 「いい話」がくる人になるためには数十億以上必要と聞いたことがあります。お金持ちの基準が上がっているため数億はもはや「いい話」がくるお金持ちではないと聞きました。すごい世界です。

特に不動産に関しては情報が錯綜しており、どれが真実なのか見極めるだけで時間がなくなってしまいます。
投資の原則として自分が理解できない投資商品には資産を投じてはダメというものがあります。
今更、こんな話に騙される人はいないと思いますが気をつけてください。

教訓

  • 自分の資産が数十億以下なら「いい話」は絶対に来ない。
  • 利益を生み出す構造が理解できない商品には投資をしてはいけない。
  • 情報を取捨選択できない商品には投資をしてはいけない。

です。