6月の株価チャートを眺める

今回は6月の株価指数チャートを眺めていきます。
日本株は中旬に下落し、その後、伸び悩んでいる感じです。下落したと言っても、年初から毎月これぐらいの下落はあるので心配するほどでもありません。
米国株は相変わらず堅調に推移しています。強すぎますね。
新興国は6月下旬にかけて年初来高値を更新しましたが、その後、若干下がっています。

日本株

日本指数は中旬頃に下落し、その後、若干回復していますが、下落前の値までは戻っておらず、伸び悩んでいる感じですね。推測ですがこれもコロナウイルス関係だと思います。緊急事態宣言が解除されましたが、感染者の再拡大が顕著になっており、先行きに対する不安が株価に反映された感じでしょうか。また、オリンピックも無観客開催案が出てくるなど明るめのニュースがないため、経済も伸び悩んでいるのだと思っています。

指数の下落については全く問題ないと思います。株価が大きめに下落するとニュースやネット記事で大きく報道されるので勘違いしてしまいますが、今回ぐらいの下落は年初から見ると毎月起こっています。むしろ、下落幅で見ると2月や5月の方が大きいです。特に慌てる必要はないです。

f:id:nya03n:20210705203355p:plain
JPX400

米国株

S&P500は年初来から順調に上昇しており、率で見ると24%を超えています。日本株と同じく中旬に下落していますが、そこからの回復が早く、下落したのを忘れてしまうほど上がっています。個人的には米国株を多めに持っているため嬉しいですが、強すぎますね。

上がった株価はいつか下がると言われますが、今年に限って言えば少々下がっても通年で見ると十分な利益が確保できるかもしれません。それほど米国の強さが目立っています。コロナの感染者が世界一であるなど不安要素が多いと思うのですがなんでこんなに強いのでしょう??

f:id:nya03n:20210705203420p:plain
1655

新興国

新興国は下旬に年初来高値を更新していますが、その後、下落に転じています。日本、米国同様に中旬にかけて下落しましたが、こちらも下落前の値は超えています。年初来からの上昇率を見ても14%程と全く悪くない成績です。コロナウイルス関係で言えばインドがすごいことになっていますが、中国が打ち消している感じなんでしょうか??

なんにせよ、新興国は今後の推移が気になります。米国の覇権が続くか、中国、インドの成長がそれを上回るかどうなるか面白そうです。私は今の所、米国が優勢に見えます。

f:id:nya03n:20210705203438p:plain
1658

比較

チャートを並べてみると3月頃までは競っていましたが、4月から差がはっきりとわかるようになっていました。米国は年初来から上昇し続け、新興国は2月中旬まで調子が良くて、その後、落ち着いていましたが、5月から再上昇しています。日本は3月に年初来高値を記録してから所謂、ボックス相場に突入しています。上がりきらないし、下がりきらないというなんとも言えない動きをしています。年初来で8%程は上昇しているので十分と言えば十分ですが、米国、新興国と比べると物足りないですね。

f:id:nya03n:20210705203455p:plain
比較

まとめ

6月の指数は中旬頃、大きめに下落しました。しかし、米国と新興国は下落前の水準を超えるほど回復しています。一方、日本は株価が上がりきらない感じで小幅な上昇と下降を繰り返しています。米国や新興国に追いつくためには大きな上昇が必要となります。頑張ってもらいたいと思います。

指数の下落についてはニュース等で大袈裟に報道されていました。しかし、チャートをしっかり見ると年初から毎月、同じぐらいの下落が起こっていることを確認できます。報道というのは大袈裟に行うものなので、過去のデータや信憑性の高い情報を精査して自分で判断しましょう。私は今月の下落も全く問題ないと考えています。

全体として、指数は上昇しており、私の資産も順調に増えています。去年から今年の前半にかけて、資産が大きく伸びています。今年後半も株価の上昇に期待しています。