6月のREITチャートを眺めます。
米国は中旬に高値を付けて下旬に向かって下落しています。
欧州も同様の動きをしていますが、下落幅は米国より大きいです。
日本も下落しましたが、米国、欧州程ではなく、下旬にかけて回復し、年初来高値を更新しています。年初来上昇率は米国に届いていないですが、堅調に上昇しています。
米国REIT
米国REITは5月後半から6月中旬にかけて上昇し年初来高値を更新しました。しかし、その後、下落に転じています。6月の下旬にかけても上昇基調とはなっていない感じです。
年初来でみると24%程の上昇となっているため、今回の下落を考えても十分に値を上げていると思います。また、もともとリスクが高い投資商品となるため、4%以上の下落も想定範囲内です。REITに投資している人は特に驚いてもいないと思います。
今年前半は非常に好調だっただけに、後半戦はどうなるか楽しみです。
欧州REIT
欧州REITも米国同様に6月中旬から大きめに下落しています。約6%程の下落となり、下落幅で言えば米国よりも大きいです。しかし、売られすぎた反動なのか6月の最終週で一気に3%程の上昇を見せています。なかなかに荒れています。
年初来で上昇率を見ると米国や日本REITには届いていません。ちょっと物足りないと感じますが、それでも15%の上昇なので欲をかかなければ十分な水準だと思います。
日本REIT
日本REITも6月中旬に若干の下落がありましたが、現在は年初来高値を更新しています。米国や欧州REITほど下落の影響を受けておらず、3月の大きな下落を考慮しても、年初から堅調に推移しています。
先月は私に幾度となく不動産関係の勧誘があり、日本REITの好調も終わるのかなと思っていました。しかし、そんなこともなく、ペースが落ちた感じであるものの好調は維持している感じです。チャートの形をみると米国REITを抜きそうな勢いなので、頑張ってもらいたいです。
まとめ
今年のREITは株価以上に好調です。年初来の上昇率が低い欧州REITでも15%の上昇、米国や日本REITに関しては20%以上の上昇となっています。今年前半はREITの時代でした。
しかし、REITは株や債券と比較してリスクの高い商品となります。下落するときは滝のように落ちるので長期投資を考えている人以外やこれから参入しようと考えている人はお気をつけください。
私の場合、ポートフォリオのREIT保有率は今まで通りでいきます。上がりすぎていて、なんか怖いからむやみに保有率を上げることはしません。