今回は8月の株価指数チャートを眺めます。
日本株は6月7月と似たような動きをしています。中旬までは小幅な動きを続け、中旬に下落、下旬に上昇しています。
米国株も同じように中旬から下落していますが、その後の上昇力が強く、8月も年初来高値を更新しています。
新興国は下落幅が大きく、年初を100として見るとついに日本株にも負けだしてしまいました。コロナが長期化していることが影響していると思います。あと、中国の政策も。
日本株
8月も中旬にかけて株価が下落しています。年初からの推移をみると3月に最高値をつけて、そこからボックス相場に入っている感じです。毎月の動きも似た感じとなっており、初旬に小幅な動き、中旬に下落、下旬に上昇となっています。テクニカル分析は行いませんが、なんとなく法則を考えたくなりますね。
年初来の率でみると9%程の上昇となっています。インデックスとしてはなかなかの上昇率だと思います。コロナの感染拡大が更に大きくなっていることや半導体不足により、自動車工場が止まるなど懸念事項も多いですが、指数としては程よく上昇していると思います。
米国株
米国株、S&P500に関してはすごいことになっています。
年初来の上昇率で言うと、29%程です。米国でもコロナの再拡大やアフガン情勢に関する批判、ワクチンの異物問題などいろいろありますが、株価は異常な程、上昇しています。理由は本当にわかりません。
ある程度、推察すると世界で金融緩和をしているお金が行き場を失って米国の株に流れているのかもしれません。
最近は日本でも米国投資を推奨する風潮があると感じるので、全世界でそのような状況になっているのかもしれないですね。あくまで個人の感想と推察ですが。
新興国
新興国の8月初旬は7月に続いて大きめに下落しました。下落幅は6月につけた年初来高値から約15%の下落となっており、新興国株が如何にリスクが高いかを物語っています。そこから、下旬にかけて7%ほど上昇し、8月はトントンと言った感じになっています。動きが非常に荒いです。
年初来で見ると日本株にも上昇率で負けている状態になっています。IMFの世界経済見通しを読んで新興国株には興味を持っていましたが、今のところは思った程ではないですね。今後に期待といった所です。
比較
比較してみましたが、なんと言うか......
米国強すぎの一言で終わってしまいます。なんでこんなに強いんだ??
コロナの感染も再拡大しており、懸念も多いと思うのですが、不思議な国です。
まとめ
日本株は全体的にボックス相場になっているように見えます。大きく上がりもしないけれど、大きく下がりもしないかんじです。4月頃からそのような感じになっているように見えます。
米国株は懸念があるとはいえ、年初来から順調すぎるほど上昇しています。絵に書いたような右肩上がりを続けています。もし、このまま年末まで続くと2021年の米国株上昇率はすごいことになるかもしれません。
新興国株は大きく下落しています。8月の下旬から上昇しているので今年後半に期待です。しかし、新興国を支えている中国で指数が上がりきらない状態や様々な取締が強化されていることが懸念と考えられます。
あと全世界的にはコロナの感染再拡大、金融緩和の引き締めと半導体不足を懸念しておかないといけません。
現在の世界経済は米国と中国の2強が支えている状態だと思っています。
まだまだ、勉強不足な感があるので、せめて、この2国の状況だけでも勉強していきます。