ここ2年程で株高の影響もあり、資産が (私の感覚で) 大きめに増加しています。
「中国恒大集団」の影響もあり、大きく減る可能性もありますが、そろそろもっと資産を分散させることを考えても良いかもしれません。
具体的に私の資産はほぼ全て「円建て」の投資信託となります。
米ドル建ての資産を増やしたり、金、プラチナ等のコモディティもありかもしれないです。
そこで、今回は直近で調子の良い、金相場を考えていきます。
金について
はじめに、金の投資については根強い人気があります。
以前は「有事の金」などと呼ばれ、安定した資産として考えられています。
金の「価値」は基本的に希少性とアクセサリー類への需要となります。最近は工業用としてはそこまで使われておらず、世界の通貨制度も「金本位制」から「管理通貨制度」へと移行したことにより需要が減ったことにより価格も下がっていました。
(あくまで、個人的な考えと感想)
しかし、2020年、約40年ぶりに高値更新する等、注目が集まっているようです。
価格推移
https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/y-gold.php
田中貴金属工業のHPを見ると金の価格推移が一覧になっています。
この表をみると金価格は徐々に上がっているわけではなく、一気に上がり (下がり) 数年間その価格を維持し、また一気に上がり (下がり) という動きをしています。間の期間としては90年代から00年代半ばまでの期間がほとんど価格が変動していません。
ただし、世界的な経済の危機があった際もある程度価格が安定しているようです。
このあたりはリスクヘッジとして魅力的です。
コストが高い
金を保有するためには様々なコストが掛かります。
代表的なものとして、「購入手数料」「管理手数料」「保管手数料」などがあります。
また、これらの手数料が投資信託などから比べると非常に高いです。
コイン等の現物を購入して、家に保管しておくというのも手ですが、セキュリティ的にも不安があります。コイン1つだとしても庶民には結構な金額となります。また、取扱にも注意する必要があり、余計なストレスが発生しそうです。
このコスト高は大きな問題だと思います。
一応、SBI証券であれば業界最安値で取引でき、現物への転換も可能なようです。
年会費、保管料は無料で買付手数料が税込 1.65% 掛かります。
採掘量
https://lets-gold.net/chart_gallery/chart_gold_mine_production.php
金産出量の推移が知りたかったので、googel先生に聞いて最初に出てきたHPによると、近年は若干減り気味のようです。ということは今後、希少性が上がるかもしれませんし、反対に需要がなくなり下がるかもしれません。こればかりは私にはわかりません。
結論
少し結論を出すのが早いような気もしますが、金単体としての投資はあまりおすすめできないように思います。価格の上昇に対して手数料が高い、結局、「金」という単体の商品に対することになるため、「分散」の観点からも保有率を上げることができない。個人的には保有しても全資産の 1% とかその程度の保有率になりそうです。そうであれば「コモディティ」を一纏めにして保有率を上げた方が効率が良いと思います。
ただし、コモディティのような複雑な商品を資産に組み入れるのもおすすめできないです。
結局、金を保有している企業の株式や金を保有している国の債券をインデックスで持つというのが最も効率が良いと思います。
年末頃にもう一度、考えますが、今の所は金投資は必要ないというのが結論です。
余談
個人的に金ピカしたものや派手な物に全く魅力を感じないというのもあるかもです。
学もない田舎者は日陰でひっそりと生きていきましょう。それでいいじゃない。