中国恒大集団に関する雑談

中国恒大集団の巨大な債務問題が金融市場に与えています。
内容は一言で言うと中国の不動産バブルがついに崩壊するかもというようなことです。

私が投資信託で資産運用を行っていることを知っている人に「早く売った方がいいのではないの?」と、何回か言われました。しかし、私は全く売るつもりもなければヘタに動くと損をする可能性が高いのが金融市場というものだと思っています。

全世界のインデックス投資を行っている人は全く動じる必要もないと思います。

例え、ドットコムバブル崩壊リーマンショック級の暴落が来たとしても過去のデータから5、6年も待てば元の価格まで回復すると考えられます。世界恐慌レベルになると10年から15年ほど停滞するかもしれませんが、資本主義が浸透している現代において世界の政府が全く手を打たないことも考えられませんし、全世界のどこかは必ず成長します。特に動く必要もないです。

もし、暴落が心配でしかも、回復までの5、6年も待てないという場合は資産運用の計画が間違っている可能性が高いです。資産を運用するという観点から直近で必要となるお金を投資商品に充てるのは間違っていますし、引退後として、収入がない状態で株式の暴落に大きな影響を受けるポートフォリオを組んでいることも問題です。そのような状態に陥っている場合はポートフォリオから見直した方が良いと思います。

金融崩壊やバブル崩壊などメディアは読者の興味を引きつけるためセンセーショナルな見出しや記載を行いますが、このような時は自分の投資戦略と照らし合わせることの方が重要だと思います。戦略的に現金保有率を高めておくべきか、ポートフォリオのバランスは崩れていないか等を再確認することが何も考えずに現金化して逃げるより重要だと考えます。

まとめ

私の投資戦略上、今の段階で現金保有率を上げる必要はないです。
また、もし中国の不動産バブルが崩壊したとしても、特に保有する資産を売る必要もないと考えています。当然、月々の積立も継続して行い、積立金額割合も減らす必要なしと判断しています。

以前、私が思っている全世界インデックス投資の考え方を書いた通りです。
積立を継続すること、動かさないこと、長期的な目線や戦略で考えることです。

自分なりの投資戦略を持っていれば、今回の恒大集団に対する問題もそこまで大袈裟にならずに乗り越えられると思います。