9月のREITチャートを眺めていきます。
ご存知の通り、絶好調だったREITは9月に大きく沈む結果となっています。
ついに中国の不動産バブルの崩壊かと言われています。過去の歴史から、バブルの崩壊と不動産はかなり関係が深いようにも見えますので警戒しておいて損はないと思います。
米国REIT
米国REITは9月初旬に年初来高値をつけ、そこから一ヶ月を通して下落基調でした。なんと一ヶ月で10%も下落しています。チャートを通しで見る限り、今年最大の下落幅となっています。まだまだ年初から25%ほどプラス収益とは言え、中国の影響がどの程度広がるか先が見えません。何回も書いていますが、REITは落ちるときには滝のように下落するので警戒感を強めにしておいた方がいいかもしれません。
米国のREIT市場は全世界でも圧倒的な規模を誇るため、米国REITが下落するとREIT全体が大きく下がる可能性があります。
欧州REIT
欧州REITも動き的には米国REITと同じです。9月は一ヶ月かけて約10%の下落となっています。
今の所、特に上がりそうな気配もありませんね。米国REIT同様に今は中国の情勢に上昇下落の方向性を握られている状態だと思います。やはり、しばらく様子見です。
日本REIT
日本REITも下落基調であることは同様ですが、下落幅は米国や欧州ほどではありません。
また、日本REITは様々な投資商品と相関係数が低めでリスクヘッジになるかなと思っていましたが、さすがに中国不動産の危機には逆の動きはできないようです。もともと7月頃から頭打ち感もあったので、まぁ、こんなものかなという感じですね。
しかし、年初来でみると欧州REITの収益を超えました。
まとめ
今月のREITは中国恒大集団がすべての話題を持っていっている状態です。
10月に果たして破綻するのかどうかが注目されていると思います。
また、現在、中国の不動産会社が次々に倒産しているとの報道もあり中国バブルの崩壊かとも言われています。
各方面の報道で様々な予想がされていますが、正確にどうなるかの予想などはだれもできないと思います。
私は今までの経験から静観しようと考えていますが、心配な人は投資商品を一時、現金化しておくのも戦略として間違っていないと思います。
さてさて、どうなることやら。