10月の株価指数チャートを眺めていきます。
全体的に「中国恒大集団」の懸念が薄れたのか値上がりしています。
(または影響が限定的と考えているのか)
インデックス投資を行う上であまり気にする必要はありませんが、恒大集団は年末にかけても様々な債務の返済があるそうです。いつデフォルトを起こしてもおかしくないと考えている識者もいるので、短期投資を行っている人は注意が必要だと思います。
日本株
日本株は8月後半からの上昇、9月後半の下落という流れからゆっくり回復しています。ある程度上昇すると一旦、利益を確保するという状態になっており上値が重いですが10月全体で考えると上がり調子だと思います。
今後の株価は衆議院選挙の結果や内閣の政策方針に影響を受けるはずです。インデックス投資は短期の政策に対してそこまでの影響を受けないですが、日銀の対応に関しては注意する必要があります。日銀のETF買い、出口戦略によっては日本株が大きく下落する可能性もあります。
米国株
10月の米国株は大きく伸びています。年初からの率にすると10%ほど上昇し、私の資産増加にも大いに貢献してくれています。日本や新興国と比べてここまで上昇するとは思っていませんでした。原因としては企業の決算が思ったよりも良かったことだと考えられます。特に例のハイテク企業集団が一社を除いて好決算です。
元々、ITに強い米国がコロナの影響やDXの推進などにより、恩恵を受けているようです。今の世界で無くてはならないITという分野に絶大な影響力を持っている米国はやはり強いですね。インフラを抑える重要性を世界に示していると思います。
新興国
新興国は9月に比べて上昇していますが、いまいち伸び切らない感じです。 新興国ETFの特徴としてはどうしても中国の割合が高くなることがあります。今現在の中国は経済的に先行きが不安だと感じるので新興国が伸びないのも理解できます。毎回、何かある度にチャイナリスクという言葉が飛び交いますが、今年の終盤はどうなるのでしょう。
比較
並べてみると米国が異常過ぎます。9月の恒大集団問題が持ち上がった時以外は常に右肩上がりです。しかも、その上がり幅が大きい。年初来の収益率が34%程度となり、日本、新興国を大きく引き離しています。年末にかけても恒大集団問題やテーパリングの不安などもあると思いますが、折込済みなのでしょうか?わかりませんね。
まとめ
2021年後半の経済に関しては中国恒大集団のデフォルト問題とコロナ禍の回復に伴う金融引き締めだと思います。恒大集団に関しては10月中のデフォルトは避けましたが、年末にかけてまだまだ返済債務が残っているそうなので余談を許しません。米国のテーパリングや全世界的な金融引き締めも今後、必ず起こることです。それが経済にどのような影響を与えるのか学のない私には予想もできませんが、あまり大きな影響にならないことを願っています。
余談
米国の調子が良すぎてこのまま行くと私の年間収益が過去最高になりそうです。
あまりにも一気に値が上がった為、暴落が不安で心が負けそうになっています。
持ち続けねば。