10月のREITチャートを眺める

10月のREITチャートを眺めていきます。

中国恒大集団が10月中のデフォルトを回避しました。
市場の予想としては10月中のデフォルトはないと判断していたのでしょうか、全体的に9月に下落した分が回復しています。だたし、下落前の価格を超すほどではないため、まだまだ警戒感を持っているように思います。

米国REIT

米国REITは10月全体を通して上昇しました。チャートでみると綺麗なV字回復となっています。市場が中国の影響を折り込み、影響が少ないと判断したのでしょうか。急激な上昇により9月の下落前水準にほぼ並ぶところまで回復しています。

米国REITは世界一の規模となるのでこのまま年末にかけても上昇して欲しいものです。
ただし、今の米国は懸念事項も多くあるので油断しないように観察する必要があります。

f:id:nya03n:20211105195423p:plain
VNQ_米国REIT

欧州REIT

欧州も10月は全体的に上昇基調でしたが、米国ほどの急激な上昇とはなっていません。回復率も下落前の半分ほどなのでみんな様子見をしている感じだと思います。個人的なイメージで、欧州は米国より中国との関係が深い国が多いと思っています。中国の経済的な影響をモロに受けそうなので私も様子見という感じで備えています。

f:id:nya03n:20211105195444p:plain
REITE_欧州REIT

日本REIT

日本REITは中旬にかけて値上がり、後半にかけて下落しています。世界的に見てもコロナの回復が早い国なのでREITの復帰も早そうだと思っていましたが、そうでもないようです。日本はリモートワークに関しても思ったように普及していないようなのでREITも会社関係を筆頭に回復すると考えていましたが、予想なんて当たらないものです。

f:id:nya03n:20211105195500p:plain
REIT_日本REIT

まとめ

REITに関しては中国でも小さな不動産屋が次々に倒産しているなどのニュースがあります。
(本当かどうかは調べていないので知りませんが)
年末にかけて恒大集団のデフォルト懸念が爆弾になりそうです。年末にかけて債務の支払いが続くそうなのでよく観察しておく必要がありそうです。

私の場合は予想しても当たらないし、タイミングを見図るなんてもっての外なので静観して心の準備だけをしている状態です。