確定拠出年金の状況

2021年9月30日時点、確定拠出年金の取引状況が届きました。

確定拠出年金の運用に関してもインデックス運用を行っており、外国株を中心に日本株と債券に分散しています。基本的な考えは通常の運用と同じです。また、積立金額はマッチング拠出という制度を利用して毎月+5,000円の追加拠出をしています。

今年度の運用利回りも十分な結果が出ており、総合で63%の利回りとなっています。異常に高い数字に見えますが、これは2020年度の利回りが50%を超えていたことが大きな要因です。拠出来の利回りとしては11.1%となります。それでも十分な数字です。

確定拠出は対象の歳になるまで引き出すことができないのでまだ30年ほど運用する必要がありますが、今後もインデックス運用を行う予定です。少々ポートフォリオのバランスがズレてきたので年末にでも通常の証券口座と一緒にリバランスを行うかもしれません。

また、idecoの制度変更時にはマッチング拠出を止め、idecoに移る予定です。マッチング拠出の変更は原則年1回となりますが、どうやら掛け金を0にする場合は回数カウントされないそうなのでギリギリまで拠出できそうです。

どっちにしろまだ1年ほどの期間があるのでidecoについてじっくり勉強して移ろうと思います。

それにしても、確定拠出の取引状況連絡について、評価損益の欄に「%」表示がありません。これは良くないと思います。資産の運用というのは金額ではなく割合で考えるものです。運用金額に対して「何%」の損益が発生しているのか確認するものです。そうしないと単純に運用金額が多くなる高齢者の運用が優れていると勘違いしてしまいます。

500万円を1%で運用している人と100万円を5%で運用している人が同列だと勘違いしてしまいます。どう考えても5%で運用している方がリスクを取り、リターンを得ているので運用の中身が全く違ってきます。どちらの運用方法が優れているかを言っているのではなく、リスクや期待リターンが違うので本来、比較するべきでないのです。しかし、「円」という同じ単位があることによりどうしても比較が生まれ、上記しているような勘違いが生まれてしまいます。

ただし、勘違いがあるとは言え、自分の資産金額を知ることは重要です。金額と同時に評価損益率も併記するべきだと思います。確定拠出の個人ページに行けば利回りが記載されていますがあまり見やすいものではないと感じます。

ついでに、当たり前ですが、idecoを申し込むならネット証券一択です。一般の銀行で申し込んでしまうと余計な手数料が発生してしまいます。長期に渡って資産運用を行うのであればネット証券以外は選択肢に入りません。特にこだわりがなければ楽天証券SBI証券を選んでおけば間違いないです。最近の楽天の決算状況が気になるという方はマネックス証券でも問題ないと思います。ちなみに、私はSBIで申し込む予定です。