11月は中国不動産会社の資産切り売りが限界に達したのか、下旬に大きな下落をしています。中国の不動産に関しては年末にかけて非常に危ないように思います。この記事を書いている現在では恐らく今年中にデフォルトしそうな状態になっています。
米国REIT
米国REITは年初から非常に好調でしたが、中国の影響もあり上値が重い状況になっています。11月後半に恒大集団の状況もあり大きく下落しています。12月上旬にV字回復していますが、特に大きく上昇するような材料もないと思うので今年はこのままの水準で推移すると思います。恒大集団のデフォルトで大きく下落する可能性もあると思いますが、それらは9月に折り込んでいるのでは?と私は思っています。
欧州REIT
欧州REITも基本的には米国REITと似たような動きをしています。ただし、米国以上に上値が重いです。欧州REITに関して調べても特に大きな材料もなさそうなので米国と似たような動きをして年を終えると思います。要するに中国次第ということです。
日本REIT
日本REITに関しては中国の問題が出始めた9月からジリジリと下落しています。米国や欧州の動きとは全く違うように思います。日本に関しても特に材料がなく、中国の動向に左右されています。改めて現在の世界における中国の存在を実感します。
感想
REIT全体としては年初から調子が良く、上昇率が株より高い年となっています。9月から中国不動産の問題が出てきましたが、それでも通年で良い成績だと思います。
中国不動産の問題が出始めた9月後半からは警戒感が強くなり、上値が重い展開となっています。個人的にはデフォルトは避けられないと思っています。2021年末から2022年初は中国不動産の状況次第となりそうです。
改めて、全世界における中国の存在感がすごいと感じています。