今年も毎月、適当に株価指数のチャートを眺めていきます。
2022 年 1 月の株価指数は全体的に下落しています。 下落幅としては約 10% となります。 人によっては「暴落」と表現していますが、こんなものだと思います。 2021 年の上昇率から考えるとそこまでびっくりするような下落ではないと思います。
年初を 100 とした日本円換算のチャートとなります。
日本株
日本株は気に入っている JPX400 を見ていきます。
知っての通り、日本株は年初から下がり続けています。 最大で 9% ほど下落しています。 下落理由としては現政権の政策や考えが大きいのではないかと私は考えています。 ちょっと投資をしている人にとってはマイナスな動きをしていると思うからです。 ただし、日本にとって良いことか悪いことかは数年経たないとわからないと思うのでどっちが良いことかは不明です。
また、全世界の状況も思わしくなく、上昇する理由がないと思うので、しばらくは低調で推移すると考えています。
米国株
米国株は S&P500 を見ていきます。 円建てを見たいので 1655 を元にします。
米国は下落幅が大きめで一時 10% 以上下落しました。 新型コロナ対策の反動として急激なインフレが進んでいること、それに伴い、金融引き締め懸念が主な原因だと考えられます。
また、今年に入りロシアとウクライナの状況が更に悪化しています。 ウクライナは歴史的にも様々な国に支配されてきており、ソ連時代はソビエト連邦の一部だったと記憶しています。 東ヨーロッパの辺りは様々な思惑があり、複雑な地域なので詳しいことはよくわかりませんが、戦争は良くないです。 現代において、戦争など行わないだろうと思っていますが、どうなるかは不明です。 もし、開戦した場合はさらなる株価下落も考えられる状況です。
新興国株
新興国株は 1658 を見ていきます。
新興国は約 5% の下落となっています。 もともと変動が大きいこともあり、5% ほど下がってもそこまで驚きはないです。 世界の情勢はいろいろあれど、平常運転しているという感じです。
新興国に関しては株よりも中国の不動産バブル崩壊の方が影響が大きくなると思います。 恒大集団は資産を売却し続けてなんとか資金を捻出しているようですが、崩壊することは時間の問題だと思います。 そのときに、中国がどのような手を打つかが今年前半の関心となります。
比較
日本、米国、新興国を並べると次のグラフになります。
期間も短いため、すべての指数で似た動きをしています。 すべての指数について、今の所、上昇する要素がないため低調に推移すると思います。
おわり
今年の株価は元気がない年だと予想しています。 最も大きい要素は新型コロナの対策として金融緩和を行った為の急激なインフレだと思います。 世界中で物価が上昇し続けており、それに伴い、各国の中央銀行が金融引き締め政策を行う予定です。 特に米国 FRB の政策が影響大です。 そのため、特に株価が上書する材料がない状態です。
インデックス投資を行う上では我慢の年になるかもしれませんが、機械的に積み立てるだけです。 ドルコスト平均法を実践することにより、下落局面でも下落を最小限に抑えることができます。 状況によっては下落局面でも利益を上げる可能性もあります。
投資は長期的に考え、こんな年もあるよね、という感じで心構えをしていれば良いと思います。