2022年2月の株価チャートを眺める

2 月の株価指数チャートを眺めていきます。

2022 年 2 月の株価指数は中旬までほぼ横ばいで推移していましたが、下旬にまた下落しています。 原因は明確でウクライナとロシアの問題が大きな影響を与えています。 3 月に入った現在は元の水準に戻っているように見えますが、今後も米国の利上げなど経済にとってはマイナスな状況が続きそうです。

日本株

日本株は 2 月の中旬にかけて回復していましたが、それ以降は下落し、現在は 2 月の始めと同じくらいとなっています。 2 月の下落はウクライナとロシアの問題が大きく影響していると思います。 また、現岸田政権は投資家にとってマイナスな動きを行っており、投資をしている人からの支持が低いです。 現在の日本は投資を行うには厳しい環境ではないかと思います。

今の所、年初来 -8% ほどですが、今年はこのように低調に推移すると考えています。

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JPX400

米国株

米国株も動き自体は日本株と同様ですが、2 月の後輩に年初来安値を更新しています。 米国は国が大きすぎるため、特に戦争などの影響をモロに受けます。 戦争が起こった際に米国の動きを重要視することでもわかると思います。 そのため、ウクライナとロシアの影響を大きく受け、下落したのだと考えられます。

さらに、3 月には恐らく利上げが行われます。 予想していたほどの大幅な利上げとはならないようですが、株価指数への影響は慎重に見ていく必要があると思います。

米国株も日本株同様、今年は低調に推移すると考えています。

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1655_S&P500

新興国

新興国株は年初より下落し続けています。 これは特にロシアの通貨であるルーブルの影響だと思います。 未だに停戦すら見えないウクライナとロシアの影響を大きく受けた結果です。

また、中国も経済において大きな爆弾を抱えている状態です。 オリンピック、パラリンピック後は特に不動産バブルの影響を注視しなければならないと思います。 恒大集団は事実上破綻しており、大きな不動産リスクに直面していると考えられます。

中国の影響は現在の世界経済において非常に重要です。 上手く抑えてくれるように願うしかないです。

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1658_新興国株式

比較

並べると次のようなグラフになります。

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比較

全世界的に不安要素が多いというのが現状です。 そのため、株価指数が上昇する要因が全くないと思っています。 少なくとも、ウクライナとロシアの問題がどうにかなるまでは全世界で低調に推移すると考えられます。 ただし、その後も様々な不安要素が控えているため、年を通じて期待できない年となりそうです。

おわり

1 月から考えは変わらず、今年の株価は元気がない年だと考えています。 要因は上に書いたとおり様々あり、そして、上昇する要因が全くないです。 米国の利上げが思っていたより小幅になるそうですが、利上げ後の影響は注意する必要があります。 中国も引き続き不動産に問題を抱えている状態です。 新型コロナウイルスに関しても特効薬等がない状態で先行きは不透明となります。

先月も書きましたが、インデックス投資を行う上では我慢の年になると思います。 しかし、長期的に考えると絶好の買い場と捉えることもできます。 経済活動というのは長期的に右肩上がりを続けます。 世界恐慌リーマンショックも乗り越えてきたのです。 少しばかり低調な年になるからと言って、積立投資をやめる理由にはならないです。

長期的に考え、最新の情報を精査しつつ、楽観的に構えていればよいと思います。