昨今はセキュリティに対する意識と技術が向上していると思います。 スマホの 2 段階認証や顔、指紋認証システム、SMS による本人認証などが主です。 昔はスマホの起動時にロックをかけていない人が散見されましたが、今でほとんど見なくなっています。
セキュリティ意識や技術の向上によりスマホで資産に関する様々なことができるようになったと思います。 主に重要な個人情報を取り扱う資産に関することが大きいと思っています。
最たる例はスマホのアプリを使い、ATM から現金を引き出せるようになっています。 これに関しては非常に便利な為、前々からよく使っています。
今回はそんなスマホで ATM の話です。
はじめに
私がメインで使用している銀行は SBI ネット銀行です。 ネット銀行業界でもトップの企業であり、顧客重視の様々なサーピスを展開しています。 さらに、新技術の取り入れも早く、進化し続けています。
SBI ネット銀行は 2020 年の後半頃から「アプリで ATM 」というサービスを開始しています。 これは SBI ネット銀行のアプリを使うことによりキャッシュカード不要で ATM から現金を引き出せるサービスです。 使える銀行が「セブン銀行」と「ローソン銀行」だけですが、全国に展開しているコンビニ大手なのでそこまで問題にならないと思います。
SBI ネット銀行だけでなく、それなりの銀行が使えるはずです。 主な銀行を下記にまとめて見ます。 なお、引き出しに対応している ATM はセブンとローソンが主です。 イオン銀行はイオンのアプリのみ対応しているようです。
銀行名 | セブン銀行 | ローソン銀行 |
---|---|---|
SBI ネット銀行 | ○ | ○ |
au じぶん銀行 | ○ | ○ |
paypay 銀行 | ○ | ○ |
セブン銀行 | ○ | × |
ローソン銀行 | × | ○ |
楽天銀行は調べてもよくわからないため、多分対応していないです。 これは少々意外でした。
実際に使ってみる (SBI ネット銀行の場合)
「アプリで ATM」を使う手順は下記のようになります。 文字で書いていますが、実際に使うのはもっと簡単です。
- (ATM 側) 「スマートフォンで取引」という項目を選択、QR コードが表示される
- (アプリ側) SBI ネット銀行のアプリを立ち上げる
- (アプリ側) 左上に「アプリで ATM」となるので選択
- (アプリ側) 振込、引出のどちらかを選択
- (アプリ側) 対象の金額を入力
- (アプリ側) 問題なければ QR を読み取るためカメラが起動
- (アプリ側) ATM に表示されている QR コードを読み取る
- (アプリ側) 「企業番号」がスマホに表示される
- (ATM 側) 企業番号を入力
- (ATM 側) 暗証番号を求められるので入力
- (ATM 側) 内容が表示されるので問題なければ決定
- (ATM 側) 選択した取引が実行される
- (ATM 側) 完了
手順は以上です。
感想
正直、キャッシュカードと比べて、手順は増えて、時間も若干多くかかると思います。 しかし、それ以上にスマホがあれば物理的なカードが必要ないというメリットが大きいです。 財布やカードケースを持ち歩かなくてもコンビニで出入金ができます。 便利です。
セキュリティに関してもキャッシュカードを無くした場合より強固です。 スマホのロック解除、アプリの認証、銀行の暗証番号を突破する必要があります。 これが、キャッシュカードを落とした場合は 4 桁の暗証番号だけとなります。 どちらが強固かというのは一目瞭然です。
お金を扱うことなのでセキュリティが強固なのであればもっと積極的に広げていいと思います。 大手銀行やゆうちょも採用して欲しいですね。
余談
日本はマイナンバーが設定されたので、免許証や保険証も早くデジタル化してほしいものです。 そうなれば本格的に出歩く時の持ち物がスマホだけで完結します。 早くそうなって欲しいと願っています。