ドルコスト平均法についての補足

以前、ドルコスト平均法についての再勉強を行いました。

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株価の下降時や横ばい時もドルコスト平均法を使い積立することにより利益を上げることができる説明をしています。 詳しくは記事に記載しています。

全くの偶然ですが、2022 年の株価変動が説明したような動きをしています。 そのため、今回はドルコスト平均法の補足、実例として記事を書きます。

比較する商品

参考にする商品は 2559 全世界株式インデックスの ETF と私が積立している eMAXSI Slim 全世界株式です。 若干の誤差はありますが、最もわかりやすいと思います。

どちらの商品も MSCI ACWI に連動する投資成果を目指す運用を行っています。 ACWI はオール・カントリー・ワールド・インデックスの略で文字通り全世界株式インデックス指数のことです。

2559 全世界株式インデックス

2022 年 4 月現在の 2559 ETF チャートを載せます。 チャートは 2022 年初を 100 としたグラフになります。

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2559_全世界株式インデックス

動きとしては年初から下落を続け、3 月中旬から上昇し、現在は年初とほとんど同じ価格になっています。 つまり、年初に一括投資を行っている場合は約 3 ヶ月で成果なしの状態です。

eMAXIS Slim 全世界株式の積立

私が積立を行っている eMAXIS Slim 全世界株式の成績は 2022 年 4 月現在で 1.27% のリターンとなっています。 年初を 100 とした場合、101 になっているということです。

積立の条件は毎月 20 日頃に 45,000 円の買付です。 この条件を 3 ヶ月続けています。

簡単に比較

2559 全世界株式インデックスと私の積立 eMAXIS Slim 全世界株式を比較すると積立の方が約 1.5 ポイント勝っています。 この理由はドルコスト平均法の記事でも書いたとおり、資産価値は投資商品の価格と投資商品の数量を掛けたものだからです。 価格が変動している時、価格が下がっている時に数量を多く買うことができます。 そして、価格が戻った際に数量を多く買っていることがプラスに作用します。

これはドルコスト平均法の記事で書いた価格が横ばいな状態でも利益を上げることができる一つの良い例です。 例に出したような状態でも利益を上げることができると証明できています。 このことを長期な目線で考えると、例えば日本株のように長期間横ばいな市場でも利益を出せます。 これが積立の強さです。

今回は期間が短いため割合が小さいかもしれませんが、これを長期間で考えると大きな差になっていきます。

おわり

今年の株価変動を見た際、ドルコスト平均法を再勉強した時の教科書通りだと思った為過去記事の補足です。

やはり、積立手法は長期投資を行うにあたり最適な方法だと思います。