私は資産運用において、全世界インデックス投資が最適解だと考えています。 これは自身の経験と様々な投資に関する本を読み自分なりに行き着いた結論でもあります。
再現性が高い
インデックス投資が最適な理由として再現性が非常に高いことが挙げられます。 再現性が高いということは誰でも同じような成果を得ることができるということです。 つまり、個別株や FX などのように特定の才能や市場調査、研究を行う必要がないです。 なぜなら、再現性が高いゆえに既に研究され尽くしている内容と同じことを行うだけで良いからです。
インデックス投資の再現性が高い理由は単純で市場価値の平均を取っているからです。 世界の経済というものは調子が良い国、企業もあれば調子が悪い国、企業もあります。 簡単に言えばインデックス投資はそれら全ての平均を取ります。 市場の平均を取るだけです。 非常にシンプルな規則です。 それゆえに、誰でも同じことが可能となり再現性が高くなります。
富は増えていく
そして、世界の生産活動において基本的に長期で富は増え続けます。 「金持ち父さん貧乏父さん」に書かれていた話がわかりやすいです。 例えば、新築 1000 万円の価値がある家を建てたとします。 そうすると、その瞬間、世界の富は 1000 万円増えたことになります。 なぜなら業者に 1000 万円払ったとしてもそれは世界から消えたわけではなく、自分から業者にお金が移っただけだからです。 世界から見ると 1000 万円の価値がある物が生産されたことになります。 このように経済活動というのはこのようにして基本的に富が増え続けるように出来ています。
生産活動とインデックス投資は相性が良い
市場価値の平均を取るインデックス投資と基本的に長期で富が増え続ける生産活動を行っている世界は相性が良いです。 富が増え続けることにより市場価値の平均もつられて上昇してきます。 つまり、長期間であればインデックス投資はかなり高い確率で上昇します。
さらに、上記している再現性の高さ故に資産運用において全世界インデックス投資は成功率が高いです。 ここで、注意事項として「全世界」に限ると私は思っています。 例えば日本のように約 30 年間成長が鈍い国も存在します。 反対に米国のように異常に成長する国もあります。 どこの国のどのような分野が成長するか予測をするのは困難な為、全世界インデックスが良いと考えます。
再現性の低い手法
反対に再現性の低い資産運用の方法として個別株や FX が挙げられます。 これは色々な情報源を集めると容易にわかると思います。 また、プレイヤーの数に対して富裕層の数が伴っていないことも再現性が低いことを示しています。 さらに、再現性が高ければ証券会社や投資会社も存在しないはずです。 顧客にプレイさせるより自分でプレイする方が儲かるのであれば商売にする必要がないからです。
ひとり一回の人生において資産運用は失敗する確率を極力減らす必要が有ります。 つまり、再現性が高い手法を選択することが堅実です。 そのように考えた場合、個別株や FX で資産運用を行うことは論外です。
結論
再現性が高く、資産が最終的に増える可能性が高い全世界インデックス投資こそ、資産運用の最適解だと考えます。
余談
改めて「金持ち父さん貧乏父さん」を読み直すと非常によく書かれた本だと思いました。 なぜか、詐欺師的な人や団体に気に入られて本の評価も落ちているようですが、書いている内容は納得できるものだと思います。 ちなみにこの本は「お金について学べ」と指南していますが、個別株や FX などを行って大金を儲けろとは書いていないです。 お金の勉強は大切だという原則のみを長々と説明している本だと私は読み取っています。