「投資」を行うことに勉強はほぼ必要ないです。 ここで言う勉強とは経済や金融工学などのことです。 そのようなことを全く知らなくても投資で十分な利益を得ることはできると考えます。
ただし、当然ですが、非現実的な利益や短期間で莫大な利益を得ることはできないです。 これらを得たいのであれば勉強などより「運」の大きさ勝負になります。 運で勝負するということは再現性も無いのでおすすめしないです。
はじめに
投資を始めたいけれど勉強が億劫や勉強しないと利益を得ることができないと思っている人は多いです。 これは情報メディアなどで大量のモニタを前にして取引を行っている映像などの影響だと思います。
しかし、実際の投資において勉強の必要性は殆どないです。 ただし、一つだけ、リスクに関する項目は勉強しておいた方が良いと思います。 これを勉強しないと自分が耐えれないほどの損失を出してしまう危険性があります。
必要な勉強
投資を行う上で唯一必要な勉強はリスクの考え方です。 リスクとは簡単に言うと資産の減少割合が何パーセントまで許容できるか知ることです。 例えば、10% の減少までは耐えることができるので、それらを考えて資産のポートフォリを構成すると言った具合です。 はじめに、自分の全資産を算出し、次に投資に充てることの出来る金額を算出します。 最後にリスクを考えたポートフォリオを構成すれば簡単に投資を行うことができます。
しかし、この勉強さえも面倒だと考える人もいます。 これぐらいは流石に勉強してくれよと言いたくもなりますが、勉強しない人は本当に勉強しないです。
そのような人は正直、投資に向いていないと思いますが、唯一の対抗策として人のポートフォリオを真似るという手があります。 ただし、全資産の何割を投資に充てるかということは必ず検討しないと駄目なことです。 こればかりは避けることができないです。
無難なポートフォリオ
以下に示す二つのポートフォリオは私が考える最も無難なポートフォリオです。 特に GPIF のポートフォリオは大きな変動が無く、ゆっくり確実に資産が増えていくため何も考えたくない人におすすめです。
ただし、どのようなポートフォリオにもリスクは存在します。 全資産の何割を投資に充てることが出来るかの検討は避けて通れない道です。
GPIF ポートフォリオ
資産項目 | 割合 (%) |
---|---|
外国株式 | 25 |
日本株式 | 25 |
外国債券 | 25 |
日本債券 | 25 |
これは年金積立金管理運用独立行政法人が採用しているポートフォリオです。 長期的にリスクを抑えながらそこそこの収益を得るためのポートフォリオで、実績もそれなりにあります。
投資の勉強を全く行いたくないけれどある程度のリターンは欲しいという人におすすめのポートフォリオです。
FIRE コミュニティポートフォリオ
資産項目 | 割合 (%) |
---|---|
全世界株式 | 75 |
先進国債券 | 25 |
FIRE コミュニティでよく聞くポートフォリオです。 過去の株価、債券推移実績からリスクリターンの効率が最も良いポートフォリオです。 ただし、株式の割合が GPIF のポートフォリオより多くなっているため、リスクは若干上がります。
長期的にバランス良く資産運用するのであれば選択する価値のあるポートフォリオです。
おわり
現代は投資を行う上で勉強などほぼ必要ないと思っています。 事実、私も経済学やら金融工学やらは全く知らないです。 また、特に勉強する気もないです。
そのような人でも投資を行い、資産を増やせる社会になっています。
ただし、リスクに関することだけは確認しておいた方が良いです。 リスクを軽視すると思わぬ損失を背負うことも十分考えられるからです。