SBI 証券のカストックを試す話

SBI 証券のカストックというサービスを申し込みました。 なんとなくサービスの名前がよくないように思います。 自分にとって特にデメリットが無いと感じたのでしばらく利用してみようと思います。

サービスのサイトでも色々と難しそうな書き方をしていますが、要するに保有している株や ETF を貸し出すことです。

site2.sbisec.co.jp

外国株について

私は去年から米ドル建てを利用してバンガードの VT を定期積立しています。 月の買付数量は 1 から 2 です。 金額買い付けしたいと思いますが、ETF なので仕方ないです。

積立理由は資産の通貨分散を目的としています。 日本円での資産がある程度の金額となった為、為替の影響を抑えるために米ドルを中心にした資産形成も進めているという感じです。

そして、投資方針は当然、長期運用を想定しています。 どれくらい長期かと言うと可能な限りです。 自分の生命に危機が及ぶくらいの状況にならないと取り崩さないという精神で運用していきます。

カストックについて

SBI 証券にはカストックという米国貸株サービスがあります。 特に調べていないので本当かわかりませんが、SBI 証券だけの貸株サービスのようです。 楽天マネックス辺りがやってそうな気もしますが、面倒なので調べていないです。

このサービスは米国株や米国 ETF の銘柄を貸出することにより貸株金利を受け取れるサービスです。 特に難しいことはなく、申し込みした時点で対象の銘柄は自動で全額貸出されます。 ちなみに、貸出中の銘柄は特に手続きなく売却することが可能です。

また、貸出中の配当金についても受け取ることができます。 ただし、場合によって「配当金相当額」という形で受け取ることになるようです。 しかし、SBI 証券によるとこれは稀なケースなようです。 というのも、SBI 証券側は配当金受け取り時に貸し出した株や ETF を一旦返却するという運用を行っているようです。 この運用がなんらかの理由によりできなかった時に「配当金相当額」として受け取るようです。 まぁ、私の場合は額も少ないので気にする必要はないです。

カストックのメリットとデメリットをまとめると次のようになります。

メリット デメリット
貸株金利が受け取れます。 配当金が配当金相当額になる可能性があります。

貸株金利も配当金相当額も税法上は「雑所得」となります。 そのため、住民税の申告が必要となりますが、どうせふるさと納税やなんやらで必要となるので特に面倒はないです。 配当金相当額となった時のみ場合によって少し損をするかもという感じです。 そもそも、VT の配当金自体が多くないので気にしないことにします。

そして、バンガード VT の貸出金利は 0.01% です。 私が現在、保有している金額は日本円で約 19 万円なので、19 円となります。

......しょっぱいなぁ......

とりあえずやってみていますが、この金額はなんとも言えないですね。

おわり

ものは試しで SBI 証券のカストックサービスを利用してみます。 とりあえず一年続けてみて様子をみようと思います。