自分流投資のはじめ方 #5 継続

前回からの続きです。

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今回は投資のはじめ方として最後になる"継続"についてです。 恐らく投資を行う上で継続するというのは最も難しいことだと思います。

ここで言う投資とは全世界に分散したインデックス投資のことであり、ドルコスト平均法を用いた積立を行うことです。

継続する

投資をはじめる上で最も"重要"なことは家計を整えることです。 これが出来ていないとそもそも投資を始めることすらできないからです。 また、今回の"継続"するということにも大きく関わってきます。

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そして、それらを踏まえた上で、継続するということは非常に難しいです。 なぜなら、人の置かれている状況というのは日々変化するからです。 お金が必要になる例として、結婚や出産、会社の倒産、何らかの病気になる等があります。 これら全てを予想、計画することは不可能です。

しかし、広く言われている通り、投資は長期で行うほうが圧倒的に有利になります。 つまり、負ける確率を下げることができ、利益を増やすことができます。 「複利」で検索してもらうと二次関数のグラフなどが出てくるので理解しやすいです。

私の言う「継続」とは、最低でも 20 年以上を想定しています。 なぜ、20 年かというと投資のリターンを標準偏差で見たときにマイナスになる確率がほぼ無くなるからです。 20 年継続することにより取り崩し時に、もし暴落が起きてもマイナスになる確率が低くなります。

ことわざの"継続は力なり"はその通りだと思います。

予算確保

若干、家計の整理と内容が被ります。

さて、投資を継続させるためにはある程度の先取り予算が必要になります。 なぜなら、例えば子供の進学など人生では大きな費用が必要になることが多いです。 そのような大きな資金をすぐに準備できる人は非常に稀な存在で普通はコツコツ積立てるしかないです。

ではどれくらいの資金を先取りしておくべきかというと 3〜5 年以内に使うお金は確保しておきたいと考えます。 つまり、子供が中学に入学したときには既に高校入学の資金を用意している状態です。 子供が高校に入学した際には既に大学への入学資金を用意していることがベストだと考えています。

ただし、この期間は自分が許容できるリスクや収入の過多により振れます。 要するに人によって変わるということです。

しかし、私の感覚では上述している期間で予算を確保していれば十分だと思います。

注意点として、このお金は生活防衛資金とは別です。 生活を防衛するものではなく、使うことを前提としている予算だからです。 当然、防衛資金から捻出することも避けるべきです。

第五歩

投資をはじめる為に重要な第五歩は継続です。 これを行うためにはそれなりの計画と実行力が必要となります。 しかし、それらを行わないと継続ができなくなり、投資の効果が薄くなってしまいます。

投資の効果を最大化するためには続けることが一番です。 なぜなら株価は長期的に見ると右肩上がりで推移しており、今後もそのように推移すると考えられるからです。

投資を行う上で最も難しいことでもあるので継続するためにはしっかりとした準備が必要となります。

おわりに

投資というのは始める前の準備に高いハードルが設置されています。 家計の整理であったり、各種資金の準備、その他注意するべき点が多々あります。

正直、今回書いた投資をはじめる準備を行うと 5 年以上かかる場合もあるかもしれないです。 人によっては 10 年ほどの準備期間が必要になる可能性もあります。

しかし、それらの準備を怠ると早期に退場する事態に陥り、損をしてしまう確率が高くなってしまいます。 事実、投資を始めたほとんどの人が一年以内にやめてしまうというデータもあります。 なんども書いているように投資は長期の運用が大事なのでもったいないことです。 しっかり準備をして堅実な投資を行えば、投資の重要性や必要性が理解できると思います。

資本主義社会を生きていくためには投資は不可欠な制度です。

投資を成功させるためにも前準備はしっかり行い継続していきましょう。