久し振りとなる資産運用に関する記事の更新です。
直近は私の資産運用に大きな影響を与えるであろうニュースが多々出ています。 けっこう大きな記事になっていたので知っている人も多いと思います。
それらの内容を踏まえて、今後の資産運用に関する方針を再検討していきます。
前提
はじめに、前提として私の資産運用や節約などは次のような構成で行っています。
銀行は住信 SBI ネット銀行をメインバンクとして設定しています。 所謂、"ハブ" 銀行ではなく、クレカの引き落しから各種入金、出金まで住信 SBI ネット銀行で行っています。
証券会社は SBI 証券一本で、NISA および iDeCo その他の特定口座運用を行っています。 会社指定の確定拠出年金は別として文字通り全ての運用を SBI 証券で行っています。
決済関係はクレカに三井住友カード、QR 決済に PayPay を使っています。 私の住んでいる田舎ではキャッシュレス決済として PayPay 以外の選択肢がないので、このような構成です。 ポイントに関しては SBI 証券や近場にある店との関係で V ポイントを中心として、PayPay 利用時は PayPay ポイントを利用しています。
その他、三井住友の Olive は利用していません。 私が住んでいる高知県には三井住友の支店がないため、口座を作る意味が全くないからです。 ネット経由で口座開設することもできますが、それなら住信 SBI ネット銀行で十分です。 資産額の把握はマネーフォワードを利用すれば特に問題なく確認できるので困ることもないです。
直近の重要ニュース一覧
以上、三つのニュースが私の資産運用に影響を与えるものです。
三井住友カードとソフトバンクの金融サービス提携
これは簡単に言えば三井住友カードと PayPay が連携するという事です。 PayPay に三井住友カードが発行するクレジットカードを手数料なしで紐付けすることができるようになります。
現在、私は PayPay にクレカを紐付ける為だけに PayPay カードを所有していますが、無駄なカードを減らせるようになります。
このニュースは素直に嬉しいです。
NTT ドコモによる住信 SBI ネット銀行の買収
さて、一番の問題はこのニュースです。 ハッキリ言って全く期待しておらず、余計な事をしないでくれと思っています。 ネット上で多々ある不安視している人と同意見です。
記者会見もノーカット版を数回試聴しましたが、このような会見で言われるお約束な内容だったので特に参考にならないです。 曰く、通信と銀行を連携させあらたな価値を提供するだの、革新的なサービスだの顧客基盤の拡大など何処でも聞く単語のオンパレードです。 具体的なことは何も言わないので "何も言っていない" と同じです。
「住信 SBI ネット銀行を NTT ドコモが買収します。既存顧客には迷惑にならないようにするのでよろしく」
これが約 50 分の会見の中身です。
三井住友と SBI が新会社設立
三井住友ファイナンシャルグループと SBI ホールディングスが新会社を設立して個人向けの資産運用を強化するようです。 ニュース記事によっては "準富裕層" 向けと書かれていたり、有人のコンサルティングサービスを提供するなどと書かれています。
全世界分散投資を投資信託中心に行っている私には関係ない内容かもしれません。 クレカ積立のポイント付与が大幅にアップするかもしれないとの情報もあるので気にはしておきます。
何れにせよ、私のとってメリットがあれば利用するし、なければ使わないというだけですね。
大きな検討事項
最も大きな検討事項としてはメインバンクをどうするかという選択になります。 今のまま (現) 住信 SBI ネット銀行を使い続けるか、SBI 新生銀行に変更するか、又は全く別の証券会社と銀行に乗り換えるかです。 と、言うのも私自身、ある時から NTT に対してあまり良い印象をもっておらず、なるべく関わりたくないという思いがあります。 企業が大きすぎるので、全く関わらないというのは無理ですが。
また、NTT が SBI HD の約 8 % 株主になりますが、SBI HD は住信 SBI ネット銀行の株を全て手放すようです。 ドコモが SBI 証券との連携を弱めたとしても SBI HD は意見することができないです。 反対に、NTT は三井住友と並び、SBI HD の大株主になるので SBI HD に対してもある程度の意見が可能です。 株主の構造的にも不安があります。 ちなみに、NTT ドコモの株は NTT が 100% 保有しています。
NTT を信用していない身としては住信 SBI ネット銀行を使い続けるのに不安しかないです。
しかし、SBI 証券と最も連携が良好かつ機能が抱負なのは住信 SBI ネット銀行です。 SBI 新生銀行には新生コネクトという自動積立のみに使える連携しかありません。 ハイブリッド預金的なサービス、目的別口座、他行の自動入出金、QR コードで ATM を利用する機能など足りないものが多すぎます。
これはよろしくないです。
つづく
長くなりそうなので続きます