自分流投資のはじめ方 #2 生活防衛資金の確保

前回からの続きになります。

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今回の内容は"生活防衛資金を準備する"です。

はじめに

前回は投資を始める第一歩として"収入の把握と家計の整理"を行いました。 毎月の収支を整えることで余剰資金を得ることが非常に重要です。

投資を始める前に必要な第二歩として生活防衛資金の準備があります。 生活防衛資金を用意することで安心して長期投資に臨むことができます。 生活防衛資金が無いと経済後退時や株の暴落時に自分の生活が脅かされる可能性があります。 正に防衛ができない状態です。

生活防衛資金を準備することにより、資産の状態に一喜一憂することなく長期運用が可能となります。

生活防衛資金とは

生活防衛資金とは自分に何か不測の事態が起こることに備えた資金のことです。 私の言う不測の事態とは、例えば怪我や病気で仕事ができなくなり、収入が途絶えた時などのことを言います。 決して、日々の生活で急に費用が必要になることや思わぬ出費のことではないです。

生活防衛資金は基本的に一切取り崩さない資金です。 取り崩す条件としては自分や家族の生命に害や影響が及ぶ時だけです。 それ以外で手を出しては駄目です。 車や欲しい物の購入に充てるのは論外として、毎月の収支に対する補填として使うことも駄目です。

可能であれば銀行口座を分け、普段から見えない状態にしておくことが望ましい資金です。

生活防衛資金の目安

私は具体的な生活防衛資金の金額として一人 100 万円を基準としています。 毎月の生活費によって多少、上下はあると思いますが、キリも良いので数年前にこの金額に決めています。 私が使用する月々の生活費は約 10 万円なので大体 10 ヶ月分となります。

ネットなどで調べると生活防衛資金は生活費の 3 〜 6 ヶ月くらいを定めている場合が多いようです。 私の場合は 10 ヶ月分なので大方より多めという考えになります。

正直、生活資金の具体的な金額は決めようがないです。 自分の感覚やリスク許容度、置かれている状況により千差万別となっています。 それぞれの事情に合わせた金額を自分で決める必要があります。

私が 100 万円を基準にしている理由はシンプルにキリが良いからです。 生活をする上で多すぎず少なすぎず、ちょうど良い金額だと思っています。

生活防衛資金を貯めることが優先

生活防衛資金を貯めることは証券口座を開設するより優先する事項です。 つまり、生活防衛資金がない人は投資自体を行うべきでないです。

なぜかというと、生活防衛資金の有無で投資に向き合う精神状態が大きく変わるからです。 生活防衛資金が有る場合は資産が少々マイナスとなっても心の余裕を保つことができます。 また、万が一に経済の大暴落が起こってもすぐに生活が脅かされるという最悪の状況を防ぐことができます。 心の余裕が全く変わってきます。 生活防衛資金がない場合はこれらの余裕を保つことが極めて難しいです。 これは簡単に想像できることだと思います。

生活防衛資金がない状態で投資を始めることは全く勧めることができないです。 私の経験上も、生活防衛資金がない状態で投資を始めた人は長期で続けることができていないです。 そもそも、お金がないから投資を始めたいという順番が間違っているような気がします。

家計を整えることができたら次は生活防衛資金を貯めることが優先です。

第二歩

投資の第二歩は生活防衛資金の確保です。 これを確保することにより、精神的にも余裕を持って長期投資を行うことができます。

生活防衛資金がない状態で投資を始めることは精神的にリスクの高い状態です。

戦略的に負ける確率が低い長期投資を行うために生活防衛心を貯めるというのは必要な作業です。

投資を始める第二歩は生活防衛資金を貯めて、精神に余裕を持つことです。

つづく

次回、投資口座の開設に続きます。

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