3月のチャートを日本株、米国株、新興国株の順で眺めていきます。株価自体は順調に推移しており、特に米国株が大きく上昇していますが、若干、過剰な上昇だとも感じています。全体としてポートフォリオに影響を与えそうな重大なニュースなどはなかったですが、世界的な懸念材料もあるので株価指標は注意して確認しようと思います。
日本株
はじめに日本株 (TOPIX) の年初来チャートを見ていきます。3月も1、2月と同様に中旬にかけて株価が上昇し、下旬にかけて下落する展開となっています。4月2日現在では年初を100として109.9程度になっており、順調に株価が上昇しています。また、日経平均も一時、3万円を回復したり、経済指標も思ったほど悪くない状態です。
4月からは自動車産業において世界的な半導体不足が影響しそうです。また、日経平均が3万円を常に上回ることができるか、今後、数年以内に過去最高値の3万8957円44銭を超えることができるのかに注目したいです。
米国株
次に米国 (S&P500) の円建て年初来チャートを見ます。探すのが楽なのでいつも通り SPDR S&P500 ETF (1557) のチャートを使用します。年初来から順調に右肩上がりとなっており、上昇率で言うと15%程になっています。
株価が順調に成長しているのは良いのですが少々、過剰かなとも思います。円建て長期のチャートが無かったので米ドル建てのチャートとなりますが載せておきます。コロナ禍で株価が大きく下落した後の回復上昇角度がすごいことになっています。私はやはり過剰だと思います。
新興国
最後に新興国株の円建て年初来チャートを確認します。新興国株は Iシェアーズの MSCI 新興国 ETF のチャートを使用します。こちらは所謂ボックス相場という動きをしているように見えます。4月2日現在では年初を100として110程度になっており日本株と同等の上昇率といったところです。私はIMFの経済見通しに影響されているので2022年まで新興国株に注目しています。(保有割合を増やすわけではない)
比較
日本、米国と新興国のチャートを並べて比較してみます。三者の動き自体はほぼ同じで日本と米国に比べて新興国の動きが大きい、米国は3月後半の下落幅が日本や新興国と比較して小さく、その後の上昇が大きいです。また、今の所、世界の経済指標も思っていたほど悪くなかったのでこのような結果になったと思います。今後の懸念事項としてはコロナウイルスに対するワクチンの効果と世界的な半導体不足だと思います。
まとめ
年初来から世界の株価は順調に上昇しており、米国においては15%程度と大幅に上昇しています。また、4月2日現在に発表されている経済指標も思っていたほど悪い数字ではなかったです。しかし、コロナウイルスに対するワクチンの効果や世界的な半導体不足など懸念材料もあるので株価の動きは注意して見る必要があると思います。それでも、積立投資のポートフォリオを変更するほど大きなニュースもなかったので引き続き全世界インデックスに資金を投じていきます。
余談
普段はめんどうなのでチャートなども確認せず、ただただ投資に回す資金を積立しているだけなのですが、全く見ないのもどうかと思うので、月に一回ぐらいは確認しようと思います。 インデックス投資ってチャートを見たり、分析しなくてもいいのでそういう意味では楽です。