いつも通り、9月の株価指数チャートを眺めます。
9月の株価を眺める上で触れないわけにはいかないことは「中国恒大集団」の債務不履行に関する問題です。10月末には猶予期間が終わり、本格的にどうなるのかわかると思います。これらの影響とテーパリングのタイミングを見計らっているのか、株価市場は9月後半に大きく揺れ動いています。
さて、中国恒大集団はどのようになるでしょうね。わかりませんね。
日本株
日本株はチャートを見ての通り、月を通して荒い動きをしています。前半に一気に上昇し、後半に一気に下落しています。上手く流れを読んだ人は儲けたと思います。
しかし、よく見ると大きく下落したとは言え、年初から見て4月以来の上昇率になっています。今の所、年間を通じて10%程のプラスです。年末にかけてどのように動くかまだまだ不明ですが、現時点でも十分な成果を上げていると思います。
チャートの形的には2月と似たような感じに見えますね。
米国株
米国株の9月は全体的に下がり気味です。中国恒大集団の問題が表面化してから上がって下がっての動きになっています。恐らく、テーパリングのタイミングや恒大集団のデフォルトのタイミングなどを読み合ってみんなが遊んでいるんだと思います。
年初来からみると23%程のプラス収益となっており、今年は大きく伸びています。もし、一気に下落しても年間を通してプラス収支で終わるかもしれません。油断はできませんが、そうは言っても強いですね。
新興国
新興国は流石に下がっています。年初来収益でも日本より悪い結果で4%ほどになっている状態です。個人的にはもっと下がっているかと思いましたが、意外と耐えている感じなのか中国恒大集団がデフォルトにならない予想なのか不明です。
ところで、今年、来年は新興国の割合を増やそうかと思っていました。IMFの予想からと保有割合が意外と少なかったためもう少し保有してもいいかなと考えたからです。しかし、今年のチャートを見るとやはり大きな機関とは言え、予想に安易に飛びつかないほうが良さそうですね。やはり、現代ポートフォリオ理論の効率的フロンティアを信じた方が良さそうです。
比較
比較してみました。
こうして見てみると日本株の動きが最も荒いです。
この点は意外でしたね。中国恒大集団のような問題がおきた際は米国や新興国が最も洗い動きをするイメージでしたが、今回は日本が大きく動いています。こんなものなのかな?
まとめ
9月は中国恒大集団の問題が全てを持っていってしまいました。果たしてデフォルトするのか回避するのか、またデフォルトした場合はどのような影響を世界経済に与えるのか様々なニュースや予想が報道されていますが、まぁ未来のことなんて当てようとしてもあたりません。
中国恒大集団の結果がどうなっても全世界の経済成長の「平均」を取れるようにひたすら全世界に分散したインデックスに積立を続けるだけです。特に私が勉強して予想しても当たらないことが経験上わかっているので、予想しようとも思いません。
とにかく、分散、積立、継続です。
ただ、この2年でコロナの影響もあるなか、デフォルトして、全世界的に株安となると色々不安ではあります。