2022年8月の株価チャートを眺める

8 月の株価チャートを酒でも飲みながら眺めていきます。

8 月は米国と日本が中旬までいい感じに上昇していましたが、FRB パウエル議長の発言により下旬にかけて下落しています。 個人的には市場は過剰に反応し過ぎだと思いますが、まぁ、乱高下した方がおもしろいというのもその通りだと思います。

新興国は 7 月下旬の下落から少しづつ上昇し、年初来で見て日本株と並ぶ位置まで回復しています。 個人的に新興国は特に伸びる要素もないと思っていましたがわからないものです。 最大比率の中国が怪しい分、次点のインドなどが頑張っているようです。 しかし、現在の中国経済が怪しすぎるため今後の動きは謎です。

日本株

日本株は中旬まで上昇していましたが、下旬にかけて下落しています。 これはおそらく米国の影響が大きいです。 日本の株価推移は米国と連動することが多く、今回の動きもはっきり言って米国と同じ動きをしています。 ただし、動き自体は米国よりマイルドです。

また、現在の日本経済は急激な円安と物価の上昇が懸念されます。 円安が進んでも株価が大きく上昇すればそれほど問題ではないですが、明らかに追いついていない状態だと思います。 また、物価高も給料の上昇が伴うものであれば懸念する必要もないですが、そのようになっていない感じです。 次回の春闘で労働者の給料が一気に上がれば良いのですが、そうなるとも思えないです。

長期的に積立投資を停止するほどの状況ではないと思っていますが、短期的には苦しくなるかもです。

JPX400

米国株

米国株は上で書いた通り、中旬にかけて上昇し、下旬にかけて下落しています。 上昇時は年初来高値を更新するほど上昇していますが、その後に年初始値を下回るまで下落しています。 それなりに大きな動きをしています。

この原因は FRB 議長であるパウエル氏の発言を受け市場が過剰な反応をした結果だと考えています。 正直、経済の状況が不安定な時は要人の発言に過剰反応する傾向があると思っています。 今回の動きも正に過剰な反応だと私は思っています。

結局、みんなどうしたら良いのかよくわかっていない状態なのだと思います。 経済を優先するべきか、インフレ対策を優先するべきか、正解などない問題に対して最適解を見つけようとしている為、動きが大きくなるのだと思います。

まぁ、個人の力ではどうしようもないので変わらず積立を行うのが良いと思います。

1655_米国株

新興国

8 月の新興国株は堅調に上昇しているように見えます。

しかし、知っての通り、中国経済がなかなかに怪しい状態らしいです。 中国恒大集団の経営破綻リスクについて 1 年ほど前から騒がれていましたが遂に限界な感じでしょうか。 このあたりは情報が錯綜しているため、私はよくわかっていないです。

まぁ、中国経済が崩壊するにせよ積立を停止することはないと思います。 過去、さまざまな国がバブルを経験し、崩壊していますが、全世界で見ると経済は成長しているからです。 中国もニュースなどで騒がれていますが、黙って経済の崩壊を眺めているはずはなく何らかの政策を打ち出すと思います。 結局、先のことはわからないということです。

1658_新興国

比較

並べて見ます。

比較

米国は年初の始値をなんとか超えていますが、日本と新興国はあと一歩足りていないです。 株価推移を並べているとよく見る光景です。 この差がなかなか大きいですね。

今年も残り 4 ヶ月ほどですが、日本も新興国もなんとか年初始値を超えてマイナスを回避できると良いなと思います。

おわり

日本株新興国株は年初始値を超えていないとはいえ徐々に上昇しています。 そのおかげで、2022 年の資産も少しづつ増加しています。 株価自体は横ばいとなっていますが、ドルコスト平均法の有利な点が出て資産増加という結果になっています。

米国株は動きが激しくなっていますが、数字だけ見ると年初来高値を更新しており、年末にかけても上昇が期待できます。 様々な思惑と政策があり安定とは遠い動きをしていますが、惑わされずに淡々と積立を続けていけばよいのではないかと考えます。

ただし、年初からの価格推移を見るとほぼ横ばいとなっています。 私も 2023 年末ぐらいまでは大きな上昇はないという気持ちでいます。 過度な期待はしない方がよいと思います。