2022年7月の株価チャートを眺める

少し遅くなっていますが、毎月の通り 7 月も株価チャートを眺めていきます。

7 月は米国、日本が良い感じで上昇しています。 米国に関しては利上げやインフレ状態が市場に織り込まれ、調整に入ったのでしょうか、思っていたよりも上昇しています。 日本も上昇していますが、これは円安の影響がありそうです。 ただし、 7 月は状況を追いかけれていない状態なため、良くわかってないです。

新興国は後半になり一気に下落しています。 これは中国の影響が大きく反映されていそうです。 不動産や新型コロナによる影響が響いているようです。 さらに、最近では米国との関係悪化もあり、心配です。 最悪の事態にならないことを祈っています。

日本株

7 月の日本株は右肩上がりで推移しています。 年初からの割合で言うと 6 月に大きく下落した分を戻した感じです。

これは円安の影響や一部、指数に組み込まれている割合の大きい企業業績が思った程悪くなかったことなどが影響していると考えられます。 特に為替は凄まじい動きをしており、上がったり下がったりと忙しそうに動いています。 7 月は最安で 138 円程までいったと記憶しています。

為替の影響もあり、円ベースで見ると資産の金額が上がり、株価が上昇しているのではないかと思っています。 ただし、そうは言っても年初来で高値を超えないなどの問題もあります。 どちらにせよ、株価指数はもう少し頑張って上昇して欲しいと思っています。

JPX400

米国株

米国株も日本株同様に 7 月は上昇しています。 現在 8 月時点では年初来 100 を超えています。 これは今年 3 月以来の状況です。

日本株新興国株との違いはいつも通りその上昇力です。 全世界の株価は基本的に似た動きをしており、米国が下落する時は他の国も下がり、米国が上がる時は他の国も上がっています。 動き自体は似ていますが、上昇する時の幅が米国は群を抜いて大きいです。 今回の上昇時も日本や新興国以上に上昇しているため収益に差が生じています。

これらの原因は米国の各経済指数が思ったほど悪くなかった為だと思います。 具体的な数字は調べていないですが、市場で予想されているよりも良い結果だったと聞いています。 詳しくはこれから確認していきます。

ただし、様々なメディア情報では今後は下降するやまだまだ上昇するなど意見が割れているようです。 まだまだ米国経済も不透明だということだと思います。

1655_S&P500

新興国

日本と米国が上昇している中、新興国は下落しています。 8 月に入ってから V 時回復しているとは言え、7 月後半には大きく下落する状況となっています。 この原因は個人的にはっきりしていると思っています。 中国の影響です。

中国は 8 月からインターネットに関する規制を強化する法律を施行します。 これらの規制が市場でマイナス材料と見られたのではないかと思っています。 個人的にも必要以上のネット検閲などは問題だと考えています。

また、中国に関しては米国との関係も懸念事項です。 元を辿れば半導体の覇権争いだと思いますが、台湾を巡り穏やかではない状況となっています。 私の印象ではどちらも引かない国という感覚があります。 最悪の自体にならないことだけは祈っています。

1658_新興国株式

比較

グラフを並べてみます。

比較

なにやら、よく見るような推移となっています。 下落後の上昇で米国が抜け、日本と新興国が続きますが米国に追いつけないという感じです。 比較をしているとよく見る状況です。

2022 年も残り 5 ヶ月程になっています。 このまま上昇が続いて欲しいと思っていますが、やはり先行きは不安です。 米国の状況を考えてもやはり、今年は低調に推移すると思っておきます。

おわり

7 月に株価が上昇しているとは思っていなかったです。 少々忙しく、自分の資産状況も追うことが出来ていなかった為、資産状況を確認してびっくりしました。 もう少し、低調に推移していると思っていたからです。

私の年初来リターンもプラス転換しています。 今年はマイナスで終わる年だと覚悟していた為、素直に喜んでいます。 もっと先の事を考えると今は下がり、取り崩す状況になった時に上昇しているのがベストですが......

いつかのドルコスト平均法の記事でも書きましたが、実は積立買い付けしている JPX400 もプラス転換しています。 JPX400 は年初来で 5% 程のマイナスとなっていますが、毎月の積立を継続しているおかげて、下がった時に多く買うことができています。 そして、上昇している現在では 0.86% のプラス収益となっています。 ドルコスト平均法の良い所が出ています。

年初からの考え通り、今年は低調に推移すると予想しています。 しかし、そのような状況でも積立を継続することにより、長期的には資産が増加すると信じています。 引き続き全世界への分散投資を継続していきます。