1月に1回行っている株価チャートの観察を11月も行っていきます。
11月は後半にかけて全世界的な株価下落が起こっています。原因としては新型コロナウイルスの変異株である「オミクロン株」の驚異や中国の不動産バブル崩壊への懸念だと考えられます。新型コロナの変異株に関しては情報が錯綜しているためどのような影響があるか私もよくわかりません。中国の不動産関係は株の切り売り等で時間を稼いでいるようですが、そろそろ限界が見えそうです。中国政府が本格的に介入しないと遅かれ早かれデフォルトすると思います。世界的な影響度合いは自分の能力ではわかりません。
日本株
日本株は後半にかけて約 7% ほど下落しています。下落幅で言うと今年2番目程の大きさになります。ちなみに、1番は初めて恒大集団のデフォルト懸念が表面化した9月中旬から後半の下落です。
現在は少し持ち直していますが、今年中は大きな上昇を期待しない方が良いと思います。12月は海外のクリスマス休暇や日本の正月があり、活発に取引が行われる月ではないため、このままの水準で行くと思います。ただし、大きなニュースがあった場合は急に動くと思います。
米国株
米国株に関しては今年1番の下げ幅となっています。新型コロナウイルスの変異であるオミクロン株の驚異論などに反応しているのだと考えられます。アメリカもなかなか感染者数が減らず、ワクチン自体の効果もさまざまな意見があり、情報に振り回されている感があります。それに加えて、中国不動産バブルへの懸念などが影響し株価の下落に繋がっているのではないかと思います。
ただし、年初来からみると本年は十分な上昇をしているため、ここからマイナスまで落ちることは考え難いです。しかし、米国の株が下落すると全世界に影響を与えるため用心するに越したことはありません。
新興国
新興国に関しては期待していましたが、7月以降、最高値に迫る勢いも無くなってしまいました。新興国ETFのバランスとして、中国に寄っていることが原因だと思います。そのため、11月の下落幅も大きく、中国不動産の動きがハッキリするまでは12月も上昇するとは考え難いと思います。また、オミクロン株の影響も懸念されます。
比較
今月は表示方法を間違えて「%」表示になっていますが、まぁわかると思います。
年を通して米国が好調で日本と新興国は最終的にパッとしない結果になりそうです。米国は約34%の上昇に対して、日本は約8%、新興国は約6%となっています。日本と新興国も単年の数字で考えると悪くない結果だと思いますが、米国と比べると勝負にならないです。やはり、世界経済の中心である米国は強いです。米国集中投資論が出てくるのも納得な状態です。
まとめ
年末にかけて新型コロナ変異株と中国不動産会社のデフォルト問題が話題になりそうです。特に中国の不動産問題は政府が介入しないとどうにもならないと思います。だたし、全世界にどれほどの影響があるか私にはわかりません。
あと、忘れていましたが、世界的なインフレも大きな問題となりそうです。米国などが思っていた以上にインフレしていた為、金融の引き締めが必要だと思います。そのタイミングでも株価に変動があると考えられます。
これらの懸念が年末から2022年にかけてあります。私は動じずに積立分散投資を継続する予定ですが、個別株やFXなど所謂、「投機」を行っている人は難しい情勢だと思います。
余談
全く、追っていませんでしたが、仮想通貨もいつの間にか大きく下落していました。
保有しているのは大した額ではないためダメージはないですが、こちらもダメな状況ですね。