ご存知の通り、シリコンバレー銀行やクレディスイスの問題で世界経済に不安が広がっています。 先日、米国でシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行が破綻し、欧州では UBS がクレディスイスを買収するなど大きな動きがあります。
一部ではリーマンショック級の危機がくるのではないかと考えられているようです。
これらの問題は新型コロナやロシア問題の影響から来ていると考えられます。 新型コロナ初期には変化への不安から株価下落、その後、急激な株価上昇とインフレ、ロシア問題と立て続けに世界が揺れています。 しかも、これらの問題は未だ解決するか謎です。
また、銀行破綻による不安が更に広がるという負のスパイラルに入りそうな感じです。
とりあえず、パニック状態に陥ってはいないですが、色々と連鎖しそうな事柄でもあるので油断できない状態です。 詳しくは色々なニュースサイトで解説されているので参照してみると今の状況がわかると思います。
このようなときにインデックス投資家としてどのような行動をするべきか考えます。 主な行動選択は次の三点だと思います。
- 何もせずに静観
- 資産を売却してリスク回避
- ナンピン買い
はじめに、何もせずに静観とはいつも通りの行動を行うということです。 例えば、毎月積立を実行しているのであれば止めることなくそれを継続します。 そして、保有している資産の評価額が例え"マイナス"になっても気にしないことです。 無心でいつも通りの行動を行うだけです。
次に、資産を売却してリスクを回避するです。 現在のような状況では世界経済が失速する可能性が高めです。 そのため、資産を運用している場合は目減りする可能性があります。 あくまで、可能性です。 そのようなリスクを回避するために資産を現金化してリスクを回避するという行動も選択肢に入ります。
最後に、ナンピン買いです。 最初に挙げた静観と似ていますが、投資商品の価格が下がった時に買い増しします。 そうすることにより、取得価格が下がり、何れ価格が上がった際に大きく利益を伸ばせる可能性があります。 ただし、上がらなかった場合は損失が膨らむ可能性もあります。 最もリスクが高い選択になると思います。
以上の三点、どれも取り得る選択肢だと思います。
その中で、私の選択は"何もせずに静観"です。 特にリスク回避も行わないですし、リスクを取ってナンピン買いもしないです。
いつも通り、年初に立てた計画を進めていきます。 つまり、私の場合は毎月 15 万円の積立を継続することです。 例えば、思わぬ収益が入った時は"ナンピン買い"のように見える買い方をするかもしれません。 しかし、それらは全て年初の計画ありきの話です。
資産運用というのは継続することが最も重要だと考えています。 なぜなら、インデックス投資を成功させるためには継続することが最も収益を挙げる可能性が高いからです。 この辺りの話はインデックス投資系の本に詳しく書かれてるので興味があれば一読を薦めます。
資産運用を継続するためには当初に立てた無理のない計画を進めていくことが最も安全だと考えます。 最初に立てた計画がそもそも無理な場合は考え直した方が良いです。
やはり、それを継続することが良いと判断します。 当然、他の選択肢も間違いではないと思います。 結局は自分の置かれている状況を見つめ、考え、答えを出していくしかないと思います。
余談
もしここから、世界恐慌のような 10 年ぐらい株価が戻らない不況がくるかもしれないと考えると怖くなりますね。 無いと言い切れないことが更に怖いです。