インデックス投資を続ける個人的コツ

2024 年から新 NISA 制度が開始したことにより、新に投資を始める人が多くいるようです。 昨今の資産形成ブームにより、私の周囲でも今年から NISA を始めましたと言っている人がいます。 個人的には投資を始めたとか他人に言わない方が良いと思いますが、まぁそこは置いておきます。

投資戦略としては長期積立インデックス投資が最も優れているという考えです。 そう考える理由は以前まとめた記事の通りです。

気が付くと私も 11 年間インデックス投資を行っているようです。 SBI ネット銀行の履歴によると投資信託を買い始めたのは 2012 年からとなっています。 今から見ると非常に少額から始めています。 というか、当時購入できる最低額から始めているようです。 2012 年の買付金額は現時点で毎月の積立している金額よりも少額となっています。

それ以前は FX や自動売買の EA を行い、ほぼ無一文まで追い詰められていました。 今思い出してもあの頃には戻りたくないです。

今回は、自分が感じたインデックス投資を続けるコツを書いていきます。

はじめに

インデックス投資の基本的な保有商品は投資信託になります。 理由は各種手数料が安いこと及び配当をファンド内で再投資してくれることにより資産の運用効率が高いからです。 主に eMAXIS Slim などの手数料が安いファンドを選択します。

そして、それらの商品を最低でも 15 年保有することにより低リスクで資産を増やすことができます。 "低リスク"と書いたように、ある程度のリスクは存在します。 これは"投資"の特性上、避けようのないことなので仕方ないです。 また、15 年以上の根拠としては「ウォール街のランダムウォーカー」に代表されるインデックス投資先駆者達の過去データからです。 詳しくは「ウォール街のランダムウォーカー」「敗者のゲーム」「インデックス投資は勝者のゲーム」を参照すると良いです。

しかし、日本経済新聞社によると投資信託の平均保有期間は大体 2.5 年ほどらしいです。

www.nikkei.com

ただし、このデータはアクティブ運用の投資信託も含んでいるようです。 アクティブ型とインデックス型に分るとインデックス型の方が全ファンド欄で保有期間が長くなっているようです。

しかしながら、つみたて NISA 対象ファンドではインデックス型の方が保有期間が短くなっています。 少し前のデータな為、つみたて NISA という名称になっていますが、現在のつみたて枠と考えて良いです。

個人的なつづけるコツ

資産運用を始めて短期で辞めてしまうのは非常に勿体無いです。 長期で運用するほど複利の効果や自身の意識が変わり、投資の恩恵を受けることができるからです。 短期で辞めてしまうと、投資の効果も得られず最悪の場合、投資に対してネガティブなイメージも抱いてしまう可能性もあります。

そのような状態にならないためにも長期で資産運用する必要があります。

インデックス投資を長期で続ける個人的コツは下記の通りです。

  1. 投資結果を頻繁に見ない
  2. 周囲の意見を聞かない
  3. 運用の結果を周囲に言わない

所謂、「見ざる聞かざる言わざる」です。 もともとの意味は「他人の欠点や過ち、自分の不都合なこと」についてのことわざですが、これを徹底すると個人的に続けることが楽になりました。

投資結果を頻繁に見ない

最初は投資結果を頻繁に見ないということです。

インデックス投資を行っている時点で、世の中で最も良い投資手法を選択しています。 これ以上に再現性が高く効率の良い投資手法は今のところ存在していないです。

なぜそのような自信があるかと言うと、過去のデータがそれを示しているからです。 詳しくは上述している書籍を読むと納得できるはずです。

そのため、結果を頻繁に見る必要はないです。 見たとしても一月に一回程度でよいと思っています。

また、見たとしても特に行うことがないです。 資産状況を見たときに資産が減少していたとしても行うことは何もないです。 なぜなら、今選択している手法が世の中で最も良い投資方法だからです。

周囲の意見を聞かない

次に周囲の意見を聞かないことです。 これが一番重要かもしれないです。

世間では一部の資産を大きく増やした投資家が再現性の低い手法を吹聴していますが、聞く必要はないです。 主な所としては株価が下った時に買って、上った時に売れば儲かるや不動産投資や起業などです。

どれもこれも、バイタリティのある人が他人も自分と同じだと思い発言している内容に思います。

まず、自分と親も含めた他の人は全く違います。 考え方や思想、精神力、行動力...etc

確かに成功者の手法を分析することは重要ですが、たった一度の人生で再現性の低い方法に賭けることはないです。

また、インデックス投資というのは市場の平均を狙う手法ということで、必ず上位者が存在します。 株価が上昇している時は株に投資している人、債券が上昇している時は...など平均を狙っているために短期では絶対に一番を取ることができないです。 この瞬間に上位者から色々と言われるわけです。 株に賭けていれば、債券に賭けていれば、不動産に賭けていればと言われ続けます。

さらに、資産が減少している場合は投資は危険論調を聞かされるハメになります。

インデックス投資を行っている以上、上記のような意見は聞く必要ないです。

何度でも書きますが、インデックス投資は長期的に見て最も優れた投資手法です。 今のところ、これより良い資産の運用手法はないです。

運用の結果を周囲に言わない

最後に運用の結果を周囲に言わないです。 これは上記二つと違った視点で自分を守るために必要なことです。

自分の投資結果を周囲に言っても良いことはないです。

資産が上昇していれば、手法を教えて欲しいや最悪の場合は運用して欲しいなど頼まれるかもしれません。 上述した通り、自分と他人は全く違います。 ちょっとした勘違いや行き違いで予想外のトラブルに巻き込まれる可能性があります。 特にお金が絡んでくると非常に厄介なことになることが多々あります。

反対に資産が減少していれば"周囲の意見を聞かない"で書いたようなことを言われます。

余計なトラブルに巻き込まれないためにも周囲、特に身近な人とは投資の話しをしない方が良いです。

おわり

個人的に感じたインデックス投資を続けるコツを書いてみました。

最も重要なのは他人の意見に惑わされないことだと思います。 特に、投資において過去のデータに基づかない手法は危険です。

インデックス投資はデータ的に見ても最も良い手法なので、信じて続けましょう。