8資産均等型投信は本当にバランスがいいのか確認 #1

資産運用するにあたって、バランスファンドというものが存在します。

その内でも eMAXIS Slim シリーズやたわらノーロードシリーズの8資産均等型という商品が有名で人気もあると思います。SBI証券の投信ランキングでも eMAXIS Slim のバランスファンドは上位にいます。

今回は思うところがあって、8資産均等型のバランスファンドが本当にバランスが良いのか確認していきます。
少々、長くなるため、2回に分けて考えていきます。

はじめに

バランスファンドの利点として良く挙げられるのが、1つの商品で全世界のインデックスをバランスよく保有できると言われています。基本的に8つの資産を 12.5% と均等に分けて保有し、バランスが崩れるとファンド側で自動的に調整してくれます。さらに、8つの資産に分散しているため安全性も非常に高いと考えられています。対象ファンドを1つ保有しておけばそれだけで良いという商品です。

次に、インデックスという考え方についてです。インデックス投資は市場平均に連動した投資成果を得ることを基本とします。そのためには会社の規模というものも考慮して市場平均を考える必要があります。つまり、規模 (時価総額) の大きい会社の株は多く持ち、規模 (時価総額) の小さい会社の株は少なく持つ必要があります。これは国で言えば GDP に相当すると考えられます。

つまり、規模の大きい会社や国は保有比率を多く、規模の小さい会社や国は保有比率は小さくするというのがインデックス投資の基本的な考え方、スタンスとなります。あくまで基本的な考えであり、色々な意見があると思います。

これらの考え方から資産の「均等率保有」はバランスが悪いのではないかと思った為、考えていきたいと思います。

概要

SBI証券のバランス投資信託ランキングで一位の『eMAXIS Slim バランス (8資産均等型)』を対象として考えます。

三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim バランス (8資産均等型)
https://emaxis.jp/fund/252760.html

基本情報

ファンドの目的

日本を含む世界各国の株式、公社債、不動産の値動きに連動する成果を目指す。

特徴

各投資対象を均等比率で組み合わせたポートフォリオを形成し、ベンチマークに連動する成果を目指す。
具体的には表に示す投資割合を維持した運用を行う。

商品 割合
日本株 12.5%
先進国株式 12.5%
新興国株式 12.5%
日本債券 12.5%
先進国債 12.5%
新興国債券 12.5%
国内リート 12.5%
先進国リート 12.5%

運用方法

運用は主に各マザーファンドへの投資を行う所謂ファミリーファンド方式を採用しています。

ベンチマーク指数

資産 指数
日本株 東証株価指数 (TOPIX)
先進国株式 MSCIコクサイ・インデックス
新興国株式 MSCIエマージング・マーケット・インデックス
日本債券 NOMURA-BPI総合
先進国債 FTSE世界国債インデックス (除く日本)
新興国債券 JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファンド
国内リート 東証REIT指数
先進国リート S&P先進国REITインデックス (除く日本)

次回

次からはベンチマーク指数の内訳を国別で確認して、最終的にバランスファンドの内訳を国別で出します。
それを元にバランスが良いか考えていきます。

次回 #2