投資は退屈という話

投資は非常に退屈な資産運用の方法です。 ここで言う「投資」というのはインデックス投資のことです。 特に FX や短期売買を目的とした個別株運用とは全く異なります。

最近は iDeCo や NISA の認知が広がり投資に興味を持つ人が増えており投資や資産運用について色々と相談されます。 曰く、結果を出すためには勉強が必要や常に価格推移を見守っていないと駄目だと思っている節があります。 しかし、現代の投資というのは積立の設定をすれば後は放置しておくだけです。 年に一回くらいはリバランスをした方が良いと思いますが、それでも年一回の作業です。

そして、相談してくる大体の人が時間が無いと言います。 仕事や家族サービス、自分の趣味や地域の活動など多忙な日々を送っているそうです。

正にそのとおりです。 我々には「時間」がないのです。

平日昼は仕事をして夜は家族サービス、休日は子供の世話や地域の活動、家事など暇などないのです。

だからこそ、投資というのは可能な限り自動で行い、運用中もとても退屈となるようにする必要があります。 私自身、常に株価をチェックしたり、数々の中央銀行発表に一喜一憂するなど勘弁してほしいと思っています。

現代のインデックス投資であれば入金から積立て買い付け、さらには一定期間での売却まで自動化できます。 個人的に売却は自動で行う必要ないと思っていますが、人によってはインデックスを取り崩す際に給与みたいに貰いたいと考える人もいると思います。 そのような人に売却の自動化は便利だと思います。

私も正直、インデックス投資をしていると資産運用に関してすることはないです。 月に一度だけ現在の状況を確認していますが、確認してどうするの?という部分は何も考えていないです。 記録として確認しているだけです。

そして、インデックス投資というのは長期間行えば資産が増える可能性がかなり高い投資手法です。 長期間というのは最低 10 年以上から 30、40 年です。 これは過去のデータや優秀な人が書いてくれている本などで学べます。

特に会社員等には最適な手法だと思います。

退屈で面白くないという理由で「投機」に手を出す人もいますが、全くおすすめできないです。 投機はギャンブルだと思っています。 ギャンブルなので当然、勝つ確率は下がります。 一部の強運な人は勝つかもしれませんが、長期間で見た再現性は全くありません。 再現性がないということは結局、運勝負となります。 そのため、自分の資産を運用する選択肢とすることは難しいです。

投資は退屈で良いと思います。

投資なんてコンピュータに自動でやらせて、私達は自分の趣味や楽しいことに時間を使えば良いと思います。