新NISAに備えて商品の検討と整理

2024 年から制度を大きく改良した新 NISA が始まります。

今回は新 NISA に備えて資産運用する商品の検討を行っていこうと思います。

基本的な方針

資産運用の基本方針として全ての商品は"インデックスファンド"を選択します。 なぜなら、インデックスファンドで運用を行うことが結果的に最も効率が良いからです。 それを証明する有名な書籍も多々あり、自分自身の体験からもそれが正しいと信じているからです。

また、ポートフォリオは全世界の資産へ分散します。 具体的には株式、債権、REIT へ分散し、それぞれ、先進国、日本、新興国で分けます。 もう少し詳しく書くと、新興国は株式だけとなり、先進国と日本は株式、債権、REIT へ分散します。

ポートフォリオを数字で言うと株式 75%, 債権 15%, REIT 10% で考えています。 これは色々なポートフォリオを参考に、自分でシュミュレーションを行い、リスクとリターンを考えた結果です。 ただし、数年前に決めたバランスなので今現在、シュミュレーションを行うともっと効率の良いバランスがあるかもしれないです。 とはいえ、せっかく自分で考えたので使っていこうと思います。

これらの方針で年率 5% を運用の目標とします。 実際は 3% - 5% で運用できれば上出来だと考えています。 あくまで目標として 5% の運用ができれば良いなと思っています。

検討内容

今現在、私の保有している商品の問題点と検討事項は以下の通りです。

  1. 商品がバラけているため、ポートフォリオがわかり難い
  2. オルカンの購入を再検討する
  3. JPX400 への投資は微妙だったかも

1. ポートフォリオがわかり難い

私は数年前からインデックス投資を中心に資産運用を行っています。 これは冒頭の方針通りです。

昨今はインデックス投資が流行り、様々な低コストファンドがあります。

しかし、私がインデックス投資を始めた頃は eMAXIS Slime シリーズもなければ、たわらノーロードシリーズもなかったです。 唯一、ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズが出始めた頃だったと記憶しています。

当時は手数料の安さを追いかけていた為、結果的に様々なファンドを保有するという状況になっています。 ただし、ファンド内の連動するインデックスは同じものです。

そのため、資産の内訳を調べるときに時間がかかるという問題があります。

このような事に時間を使いたいとは思わないので、もっとわかりやすく整理する必要があると考えています。 具体的には資産別にファンドを一つに絞ることが好ましいと思います。 つまり、国内株ならニッセイ、先進国株なら eMAXIS Slime と言った具合です。

2. オルカンを再検討

オルカンとは eMAXIS Slime 全世界株式のことです。

オルカンは一つのファンドで全世界の株式に投資することができる便利な商品です。 この商品を購入するだけで先進国、日本、新興国の株式へ分散投資できます。

また、信託報酬手数料も似た商品の中でも最安であり、最も人気のある投資信託の一つです。

しかし、各資産の割合が固定されるという弱点もあります。 つまり、先進国株式が大きくなりすぎたので割合を下げたい時や日本株式の割合を増やしたいと思っても自由に出来ないです。 それを行うためには別途、先進国株式や日本株式を購入してポートフォリオを調整する必要があります。 で、あれば最初から先進国株や日本株式で購入すれば余計な手間を減らすことができます。

そして、オルカンの中身をみると米国に大きく寄っていることも確認できます。 約 6 割が米国株式となります。

一つの商品で資産運用を完結させるのであれば優秀ですが、ポートフォリオを自分で決めたいと考える場合はちょっと面倒になります。

ということを最近思うようになってきています。 なんにせよ、自分の資産構成を見る際に計算が面倒になっています。

JPX400 は微妙だったかも

私は日本株として JPX400 を積立しています。 まぁ、一種のこだわりです。

しかし、実際のパフォーマンスを見ると TOPIX とほとんど変わらない状態です。 一緒と言われても全く違和感がないくらい同じ動きをしています。

さらに、JPX400 は TOPIX日経平均の商品と比べ手数料が高いです。 大体、0.06% ほど高くなっています。 そこまでの差はないですが、地味に効きそうな手数料差になっています。

また、パフォーマンスとしては昔から日経平均の方が高いという結果です。

ちょっと微妙だったかもしれないです。

つづく

長くなるので続きます。