2024年の投資戦略について #2

前回からの続きです。

money.nyaomin.info

今回は、2024 年から始まる新 NISA で積立する具体的な投資信託と理由を書いていきます。

2024 年に積立する投資信託

前回の記事で、新 NISA のポートフォリオを決定しています。

それに基づいて、積立を行う投資信託を次のように決めました。

NISA の場合、 購入する投資信託は全て eMAXIS Slim シリーズとなります。

投資信託 金額 (円)
先進国株式インデックス 56,000
新興国株式インデックス 28,000
国内株式 (日経平均) 21,000
先進国債券インデックス 14,000
国内債券インデックス 7,000
先進国リートインデックス 7,000
国内リートインデックス 7,000

iDeCo の場合

投資信託 金額 (円)
SBI 全世界株式インデックス 9,360
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 2,640

投資商品の選択理由

NISA

NISA で積立する商品は先進国、新興国、日本という 3 分類をして検討しています。 分け方自体はごく一般的だと思います。

株式において、流行の全世界株式 (オルカン) は選択していないです。 これは全世界株式のポートフォリオにおいて、先進国に寄りすぎていることが原因です。 特に、日本株の割合が約 5% というのは低すぎると思います。 私は日本に住んでいて、日本円を中心に生きている人間なので"円"の割合が低いという部分が気になります。 また、分けることにより配分の調整も可能、資産の割合管理も楽になるというメリットがあると考えています。

債券、リートにおいては新興国を選んでいないです。 理由は単純で、市場規模と信用性の問題です。 特に債券は安定した資産であって欲しいので、先進国で固めておきたいです。 先進国であれば国自体が崩壊するという可能性も非常に低く、市場も成熟しているとの考えからです。

iDeCo

iDeCo では全世界と先進国債券という 2 種類で運用することにしました。 結局、現状と変わらない運用となっています。

NISA と違い、全世界株式を選択している理由は管理の簡易さを重視したからです。 私の場合、現状の iDeCo では月に 12,000 円までしか運用することができないです。 60 歳まで運用するとして、最大で 300 万円超です。 それくらいの金額であれば細かく分けて管理の手間を増やすよりも簡易性を重要視した方が良いと判断しています。

株式と同じ理由で債券も先進国一つにしています。

また、私の資産管理において iDeCo 及び確定拠出年金は無いものとして扱っています。 自分の裁量で現金化できないものは自信の資産へ含めていないです。 60 歳になった後、現金化や自由に移動できるようなった際に資産へ組み込むという考えです。

無いものとして扱っていることに労力を割きたくないので、管理の簡易さを優先しています。

積立以外の資金について

積立を設定している以外にも毎月の予算余りや臨時収入なども基本的に投資へ充てます。 私の場合は生活防衛資金も十分貯蓄出来ているからです。 余裕資金を寝かせておく理由もないので、少しでも資産運用に充て、福利効果を高めようとの考えからです。

その際の資金分配はポートフォリオ全体の割合を考えて、前回の記事で検討した割合になるように分配します。 この点が少々手間になると思いますが、アセットアロケーションの重要性は今更言うまでもないと思います。

資産運用は最終的にどのようになるかを今から考える

今の考えでは人生最後のポートフォリオは GPIF と同じ割合になると思います。 つまり、先進国株、国内株、先進国債券、国内債券の各割合が 25% になるということです。

30 代である今現在は株式やリートを組み込んだ強気のポートフォリオを選択できます。 なぜなら、給与収入という安定した源があること、身体的にまだまだ仕事ができるからです。 市場に何か起こったときでも十分やり直すことができます。

しかし、70 代や 80 代になり、労働も厳しく安定収入もない状態だと資産を守ることを重点的に考えないと駄目です。 私がその歳になるころには 70 代でも会社員などで労働する世の中になっているかもしれませんが、私はやりたくないです。

守りのことを考えると 2024 年に考えているポートフォリオなど怖くて選択できないです。

おわり

2024 年の投資計画を考えていました。 正直、ポートフォリオ自体は昔から考えていたものとほとんど差がないです。 コロナ禍で暇しているときに超真面目に考えたものなので当然かもしれないです。

とにかく、2024 年も引き続き投資を行い、FIRA60 を目指していきます。