新NISAへ備えての再検討

新 NISA で選択するファンドの再検討になります。 過去記事で考えていたことに対して若干、状況が変わった為、再検討してみます。

money.nyaomin.info

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経緯

新 NISA に備えて長期運用可能なアセットアロケーションを検討していました。 全世界の株式、債券、REIT に投資を行い、リスクを抑えつつ長期的に資産を増やすことを目的にしていました。

現時点の検討で、一般的なもの大きく違う点として "オルカン" (eMAXIS Slim 全世界株式) を選んでいないことがあります。 これはオルカンを選ぶと先進国、日本、新興国の単位でアセットを変更することが難しくなるからです。 例えば、それぞれの資産を個別で選択していれば日本株の比率を大きくしたいという需要にも答えることができます。 しかし、オルカンを選んでいるとそれが難しく、又は複雑なことになってしまいます。 それらを回避するためにオルカンを選択肢から外していました。

ところが、若干状況を変えるかもしれないことが起こっています。

オルカンの信託報酬引き下げです。

直近では投資信託の特に全世界株式が非常に注目されており、様々なファンドが新規に立ち上がっています。

そのような中、日興から 「Tracers MSCI オールカントリー」 というファンドが今年の 4 月に設定されました。 注目された点は 0.05775 % という非常に低い信託報酬でした。 発表当時は最安だったと記憶しています。

この Tracers MSCI の発表から半年足らずで、全世界株式の基準信託報酬は 0.05775 になりました。 オルカンや野村の全世界株式が 0.05775 % の信託報酬となっています。

一般的な先進国株式より約 40% も低い信託報酬となっています。 当初の基準であった 0.1133 % であればオルカンを選んでも自分で組み合わせたアセットアロケーションを選んでも大差なかったのです。 しかし、0.05775 % まで下がると話が変わってきます。 言葉を変えると先進国株を選んだ場合、手数料が約 1.7 倍掛かると言うことです。

ちょっと、悩んでいます。

検討中のポートフォリオ手数料

私が検討していたポートフォリオは次の通りです。

ファンド 割合 (%)
先進国株式 40
日本株 15
新興国株式 20
先進国 REIT 5
日本 REIT 5
先進国債 10
日本債券 5
合計 100

このポートフォリを選んだ場合、株式の合計手数料は 0.1218 % となります。 オルカンを選んだときより約 2 倍の手数料を支払うことになります。 パーセントで見ると微々たるものかもしれませんが、2 倍という割合で考えると悩ましいところです。

苦悩

正直、悩んでいます。 手数料の安さを取るか、アセットアロケーションの柔軟性を取るか非常に悩みどころです。

直感的には、アセットアロケーションの柔軟性を取るほうが良いように思います。 なぜなら、投資のリターンはアセットアロケーションで 9 割方決まるという格言もあるからです。 あくまで直感的にですが、私はそう感じます。

結局、悩んでいます。

色々な本を再読して、もう少し悩んでみようと思います。

つづく

いつの日かに続きます。 年末までには結論を出そうと思います。