日興フロッギーについて

私はTポイントとdポイントの2つを軸としてクレジットカード、QR決済、ポイントカードを利用しています。 また、考え方として、ポイントは貯めて持っていても意味がないと思っています。 可能であれば投資商品に使いたいのですが、ポイントのみの積立だと効率が悪いです。現金と併用できる証券会社があれば積立金額が若干でも加速して効率よく運用ができるはずです。 TポイントであればSBI証券投資信託が買えるので私のニーズに一致しているのですが、dポイントはどうするべきか悩んでいました。 そう考えていると、日興フロッギーという投資サービスを知ったので調べてみました。

日興フロッギーとは

記事から株が買える日興フロッギー。
日興フロッギーは、SMBC日興証券が運営する「投資を学んで、体験し、資産形成をサポートする」サービスです。記事はどなたでも無料で読むことができます。

出典: 日興フロッギー公式サイト-日興フロッギーの使い方より

証券会社と言うよりは投資系情報メディアに証券口座が付随しているような考えのようです。 メディアとして記事やマーケットの情報を提供し、内容に興味があれば対象の株をその場で即買えるのを特徴としています。
名前の通り、三井住友グループSMBC日興証券が行っているサービスです。

スクショを撮った時のトップ画面はこんな感じです。

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日興フロッギーのトップ画面

掲載記事

最新記事のタイトルと内容をいくつか見てみました。
社会情勢から簡単な書評、マーケットの簡単な分析、REIT、配当と優待情報など幅広く掲載されている感じです。 口座開設をしなくても記事は無料で読めるので情報メディアとして利用するのも良いかもしれません。

記事の書き方は図や表、記事内の重要なところにマーカーを引くなどパッと見て目を引くように書かれています。 また、個人的に好きなのは記事を1ページに収めている部分です。1ページ読み込んで下にスクロールするだけで記事を読めるのは良いと思います。 例えば、東洋経済オンラインだと記事を読んでいてすぐに「次ページ」が出現します。 字数か項目を分けているのか知りませんが、このような方式の場合、ちょっと前の項目に戻りたいときなどに勝手が悪いです。

取扱商品

東証に上場している銘柄を購入することができます。
ETFは買えますが、投資信託は買えないようです。
記事から購入したり、検索して購入もできます。

手数料

買いの手数料は100万以下で0%(無料)ですが、売るときに約定価格の0.5%手数料が掛かります。100万円を超えると売買に1%の手数料が掛かります。
正直高いです。
SMBC日興証券は店舗型証券会社なので仕方ないとは言え、ネット証券会社を利用している場合は勝負にならないぐらい手数料が高いです。 SMBC日興証券でオペレーターを利用した際の手数料よりは頑張っていますがSBIや楽天に太刀打ちできでいないようです。

dアカウント

私の目的であるポイント投資ですが、口座開設してログインするとdアカウントと連携することができ、dポイントが利用できるようです。 100ポイントから株の購入が可能で、dポイントマークがついた記事を読むとポイントがもらえるそうです。

入出金

インターネット決済による入金と銀行振込、ATM入金の3パターンが使えます。 証券口座はSMBC日興証券扱いになっているようなのでSMBC日興証券の条件が適応されます。振込手数料3,000円以上の場合は返金があるようです。 出金は登録している銀行預金口座への振込となり、手数料は無料です。

指値注文はできない

注文可能な時間帯が決まっていて、時間帯によって約定の採用単価が前場始値後場始値での約定となります。 株取引を行う上では致命的に使い難いと思います。

配当や株主優待

配当は単元株未満でも枚数に応じて配分されるようです。
株主優待は取得に必要な枚数に達していれば受け取ることができます。

感想

思った以上に微妙な感じでした。
さすがに指値注文が出せないのは致命的だと思うのですが......
記事から手軽に、少額で株式を購入できるのをウリとしているのでしょうが、私の感覚で言えば、1つの記事を読んでいきなり株を買うのは無鉄砲だと思います。
更に、少額から購入できるのも今となっては珍しくないのでそこまでの優位性は感じません。 dポイントを投資で活用するという目的は果たせますが、その他が駄目です。

結論

dポイントは今まで通り、携帯料金の支払いに充て、使ったポイント分の金額を投資に回すという擬似的な現金化で対応します。 月末に家計簿をまとめているのですが、その際にひと手間加えないといけないので面倒なんですよね。

余談

少額投資を手軽に行いたいのであればLINE証券やSBIネオモバイル証券で良いと思います。 paypay証券なんていうのもあるそうなのでわざわざ手数料の高い店舗型証券会社の口座を持つ必要はないですね。 しかし、paypay関係は名前のダサさはどうにかならないものでしょうか ジャパンネット銀行がpayapy銀行に改名するのは衝撃でした。ダサい!!