IMF世界経済見通し2021年1月からみる今後の展望

2021年1月に改定されたIMFの世界経済見通しをぼーっと読んだのでまとめてみます。

www.imf.org

新型コロナウイルス関係

全世界のワクチン承認により2021年後半にはパンデミックが収束に向かうと期待されているようですが、ウイルスの変異種などの懸念もあり、不確実性が高そうです。

世界経済の予想

2021年に5.5%、2022年に4.2%の成長を予測しています。コロナウイルス収束の後押しを得て経済が回復、さらに主要国における追加の政策支援を期待しているようです。

ただし、景気回復は各国間で大きくばらつくと予想されています。資料内にある予想表によると先進国より新興市場国の伸びが良いと予想されており、中国に至っては先進国より数段高い予想をグラフで示しています。

また、世界経済見通しによる最新のGDP成長率予想ではアジアの新興国を高く評価しています。

2021年のインドに至っては11.5%のGDP成長予想をしています。(先進国は4.3%予想) 2022年Q4まではアジアの新興国市場に注目しても面白いかもしれないです。

GDP個人消費、経済活動

2019年初頭から比べると見事なまでのV字型になっています。
これは世界のGDP個人消費も経済活動も同じです。きれいにV字になっています。

経済活動についての懸念はテレワーク関係で世界的に適応が見られたが、このような支出は一度限りのものが多く、今後、消失していく可能性が高いと警鐘されています。
また、工業生産や世界貿易に関しても若干の減速が見られ、今後もさらに低下する可能性が高いとされています。

世界の経済は新興国を中心に順調に推移しそうですが、業界によって大きく格差が出そうとなっています。このあたりはコロナ関連と同じで不確実性が高そうです。

金融環境としては各国が財政支援を実施していることもあり、プラスに働くと想定しています。そのため、今後も株式に投資するという方向性は間違ってなさそうです。

まとめ

2021年、夏頃から全世界の一般人にも新型コロナウイルスのワクチンが配分され、それに伴い景気回復が加速する。
全世界のGDP成長率で表すと2021年は5.5%、2022年は4.2%と予想している。

しかし、新型コロナウイルスの変異種など懸念事項もあるので、不確実性が高いことは頭に入れておかなければならないです。

おすすめはどの国、地域、商品が成長してもある程度の恩恵を受けるために全世界に分散投資を行うことです。最大効率のリターンを得ることは出来ませんが、世界の平均程度のリターンを得ることは可能です。
不確実性が高い世界の状態なので無理に最大効率を求めずにある程度で満足するような投資を私は行っていきます。