早期リタイアを目指す上での出口戦略を考えます。コミュニティでも推奨されている「4%ルール」を基準にしますが、「4%ルール」では失敗する確率も5%ほどあるとのことなので臆病者の私は3%にしようかなと思います。自立までの期間は長くなりますが、失敗する確率を限りなく下げることが可能だからです。
出口戦略の方法
早期リタイアを目指す上での出口戦略には大きく2つの方法があると思います。
1つ目は投資商品を売却し現金を得る方法です。この方法のメリットは株価の影響を受けることがないので安定した「額」を保持できる、株価を気にしなくていいので精神的に安定できるです。デメリットとしてはインフレの影響を受けやすいこと思いがけない出費に弱いこと、自分がいつ死ぬかわからないことだと思います。
2つ目は投資を継続することにより利益を生み出し、その利益で余生を送る方法です。メリットはインフレに対応できる、早期リタイア後も資産が増える可能性があるです。デメリットは株価の影響を受けるので資産が減る可能性がある、世界経済の影響を受けるので人に寄っては精神的に辛い。
こんな感じでしょうか
早期リタイアを目指すコミュニティでは2つ目の投資を継続する方法を推奨しており、特に「4%ルール」と言われる出口戦略を推奨しています。これは過去の傾向から年間の引き出し率を資産の4%に抑えることにより、30年後も資産が減少しないことを期待できる理論です。
私の考えも同じで引退後も投資を継続する出口戦略を行います。理由は月並みな言葉ですが、人生100年時代やワークシフトなど変化への対応を求められる社会になっています。それは年齢など関係なくです。現金を取り崩す出口戦略は思考が停止し変化への対応ができなくなりそうだと、なんとなく思います。あくまで個人的な意見です。そのため、引退後も変化に対応できるように、社会に置いていかれないようにする必要があると考えて投資を継続する戦略を取ります。あと、臆病者なので年々資産が減っていくのは怖いから。
4%ルール
4%ルールの説明は色々な方が行っているので書くことはないのです。言葉で説明するより表を見れば簡単に理解できるのでJLコリンズ氏の本の表を載せておきます。
本の写真が上手に撮れなかったので書き直しました。
ここで注目するのは100%株式より75%株式、25%債券ポートフォリオの方が30年後に資産が減らない可能性が高いことです。
4%ルールの問題点
4%ルールの問題点として、成功が保証されていないということが言えます。
4%ルールの最も大きな問題点は、必ずしも成功が保証されていないということです。インフレ率を調整した上で毎年ポートフォリオから4パーセントの資金を引き出しても、95パーセントの確率で30年間ポートフォリオの資金は底をつかないというのが4パーセントルールの正式な定義となっています。
「FIRE -最強の早期リタイア術-」 P178-P179 より抜粋
つまり、定義上は5%の確率で失敗する可能性があるということです。
上記の表ではポートフォリオを上手に組み合わせれば100%減らないとなっていますが、定義上は違っているようです。
この問題に対しては私も不安があります。理想的なのは引き出し率を3%以下にすることです。JLコリンズ氏も引き出し率3%以下であればまず失敗することはないと本に書いています。
まとめ
私の出口戦略は4%ルールより厳しくして失敗する可能性を限りなく下げることにします。具体的には3%ルールになります。引退後の資産引き出し率を3%以下にすることで戦略が失敗することを防ぎます。
しかし、そのためには4%ルールより資産を蓄える必要があり、経済的自立を達成する期間が少し長くなります。ここはこの戦略のデメリットでどうすることもできないです。やれることは少しでも多く貯蓄に回し、資産を蓄えることです。
数字としては年間生活費の30倍の貯蓄が目標となります。
参考書籍
- 作者:ジェイエル・コリンズ
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: Kindle版
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド
- 作者:クリスティー・シェン,ブライス・リャン
- 発売日: 2020/03/19
- メディア: Kindle版