中国指数比較に関する補足

以前行った、中国指数の比較について補足です。

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TOPIX と比較していましたが、今回は日経平均株価と比較してみます。 日本の指数としては TOPIX よりも日経平均の方がパフォーマンスが良いこと、日本独特の「ゾンビ企業」を排除しているため指数としても優秀な為です。

あと、前回のグラフが妙に小さくなってしまい見えにくいことへの対処も今回行ってみます。

比較対象

比較対象は前回と同じです。

また、比較する基準通貨は米ドルで統一しています。

比較

2007 年 10 月基準

はじめに、2007 年 10 月 1 日を 100 とした比較グラフです。 これはリーマンショック前の上昇ピーク時を 100 としています。 若干、開始位置がズレているようですが、TradingView の直し方がわからないためそのままにしています。 そこまで大きなズレではないため気にしなくても大丈夫だと思います。

2007 年 10 月 1日基準グラフ

日経平均は他の指数と比較しても全く負けていないです。 むしろ、深セン総合指数と共に他 2 つの指数に大きく差をつけています。 中国の大手企業が多く上場している香港ハンセン指数と比較しても日本が負けているようには見えないです。 というか、米ドル基準で見ると中国の企業は本当に成長しているのか怪しいです。

2008 年 10 月基準

次に、2008 年 10 月 1 日を 100 とした比較グラフを確認します。 これはリーマンショック後、下落のピークを 100 としています。 少々のズレはありますが、大体このあたりが株価の最大下落時点です。

2008 年 10 月 1 日基準グラフ

TOPIX の場合は上海総合指数と並んでいましたが、日経平均の場合は上海総合指数にも勝っています。 流石に深セン総合指数には及んでいないです。 これは IT 関係業種の隆盛が大きな要因だと考えられます。

感想

TOPIX を基準にした時も書きましたが、上海総合指数、香港ハンセン指数共に米ドル基準でみると横ばいです。 日経平均と比較してもこれらの指数に対して日本は全く負けていないです。 深センが大きめに上昇していますがこれは AI ブームや IT に関する隆盛に引っ張られているだけだと思います。 今後も長期間このように上昇していくか先のことはわかりません。 しかし、現時点で日本と中国の指数を比較すると日本が明確に負けているという状態ではないです。

やはり、私が考える結論としては TOPIX と比較したとき同様です。

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