パーキンソンの第二法則というものがあります。 曰く、「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」という法則です。 よく考えるとその通りだなと思わず納得する文言だと思います。
昨今の物価高や欲求の増加により、この法則を思い出すことが多々あります。 物価が上がり生活が厳しいや給料が上がらないから生活に余裕がない等です。
このようなことを言う人に少々、思うところがあるため雑談です。
基本的に、私の狭い行動範囲内での事となります。 あまり、世の中に当てはまっていないかもしれません。
パーキンソンの第二法則
支出の額は収入の額に達するまで膨張する
人の特性を上手く言い表したとても為になる言葉だと思います。 例えば、給料は毎年少しづつ増加している筈なのになぜか貯蓄額が増えない等、思うことがある人は多いと思います。 また、臨時の収入があった際や賞与などを受け取った際に何に使ったかよくわからないが無くなっていることなどの経験もあると思います。
家計に関しては気をつけていないと、この法則がそのまま当てはまることが多々あります。 しかも、これについては現代に始まったことではなく、昔からそうであるようです。 (パーキンソンの法則が提唱されたのは 1960 年頃と 60 年も前の事となります。) 人間の基本的な性質かもしれません。
収入だけが増えても生活に余裕はでない
収入だけが増えても生活に余裕は出ないと考えます。 パーキンソンの第二法則によると収入が増えても同時に支出が増え、結局、「お金が足りない」と嘆くはめになると考えられます。 思えば私の周りでも、現在、生活に余裕がないと言っている人は昔からお金が足りないと言っている人が多いです。 正に法則通りの動きをしています。
また、お金が足りないと嘆いている人の多くが家計を把握していない、現収入以上の豪華な生活を行っているように見えます。 特に収入以上の生活をしている人が多いように思え、ブランド物で着飾ったり、趣味に膨大な金額を使ったり、ギャンブルを行うなどが顕著です。 自分の収入以上の生活を行っていると当然、生活に余裕はなくなりますし、貯蓄などもできるわけがないです。
そして、それらの原因を外に求め、特に会社の給料について文句を言い始めます。 自分は一生懸命に頑張っているのに給料が増えない、会社が評価してくれないと言う言葉は本当に良く聞きます。 「働けど働けどなお、我が暮らし楽にならざり」です。
結局どうすれば良いのか
私の考えでは家計を整えることが第一です。 収入と支出の詳細を把握し、無駄な出費を無くすこと、そして、最低でも収入の 10% を貯蓄に充てることです。 収入の 10% を貯蓄に充てることは私の実体験でも非常に大きな効果があり、資産形成ができるようになりました。
良く言われている先取り貯蓄も効果が高いと思います。 私自身は先取り貯蓄をそこまで実践したことがないため、この効果についてはよくわかっていないです。
私の場合はお金を使う用途を決め、その通りに行うという方法をとっています。 毎月、自由に使えるお金を基本 3 万円と決め、それ以上は使わないようにするという根性任せの方法を行っています。
最終的には自分がどうしたいか、という意思で決定することが大事だと思っています。
おわり
お金や収入、給料に対する愚痴や不平不満は会話していても面白いものではないです。 個人的には酔っ払っているときでも対しておもしろいと思えないです。 しかも、ほぼ全員が同じことを言っています。 内容を一言でまとめると「自分は頑張っているのに給料が増えない社会が悪い」です。
まずは家計の設計を行ってみることを勧めます。