『バビロンの大富豪』再読

私は正月休みにお金や資産に関する本を再読して基本的な内容を再確認しています。 今年は『バビロンの大富豪』を再読して今一度、お金の基本を勉強します。

去年も『バビロンの大富豪』を読んでました。

money.nyaomin.info

忘れており、二年連続で同じ本を読んでいましたが、気にしないことにします。 本文を書いた後に確認してみると全く同じことを書いており、笑いました。

バビロンの大富豪

『バビロンの大富豪』はお金に関する私の聖書です。 お金について十数年前に愚かな使い方から大金を失ってしまいました。 その数年後、この本に出会い、感銘を受け、書いてあることをそのまま実行したことが今の私を形成しています。

この本はお金に扱い方の基本原則を学ぶことができます。 『バビロンの大富豪』に書いていることを実践すれば何れ、資産家に成れると私は信じています。 実際、この本から影響を受けた私は数年で一千万円以上の資産を形成することが出来ています。

そして、ある程度の資産を形成した後に再読することにより新たに気づくこともあります。 私は第六話に関して、あまり読む必要がないと常々思っていました。 しかし、今読むと違った見え方となり、何回か読んでしまいました。

この本はいつでも私にお金の原則を教えてくれています。

お金に関する知恵と法則

以下に『バビロンの大富豪』に記載されている知恵と法則を記載します。

七つの知恵

  1. 財布を太らせることから始めよう
  2. 自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
  3. 貯めた資金は寝かさずに増やすべし
  4. 損失という災難から貴重な財産を死守すべし
  5. 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
  6. 将来の保障を確実にすべく、今から資金準備にとりかかるべし
  7. 明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

五つの黄金法則

  1. 将来の資産と家族の財産を築くため、最低でも収入の十分の一を貯めるならば、黄金は自らを進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう。
  2. 貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやり、家畜の群れのごとく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれるだろう。
  3. 黄金の扱いに長けた人々の忠告のもとに黄金を投資するような慎重な主人であれば、黄金はその保護のもとから逃げようとはしないだろう。
  4. 自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げてゆくことだろう。
  5. あり得ないような莫大な利益を生ませようとしたり、詐欺師の魅惑的な誘いに従ったり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼ったりするような人間からは、黄金は逃げてゆくことだろう。

最も重要な事

『バビロンの大富豪』で最も重要で有意義な助言は「収入の十分の一を自分の物として取っておく」です。 この助言は私の人生を変えてしまった助言でもあります。

収入の十分の一を貯蓄に充て、残りの十分の九で生活することで不思議と生活に潤いが出ます。 そして、十分の一を貯蓄に充てた場合でも生活の質が落ちるようなことは無いです。 むしろ、物を買う際に本当に必要な物か考えるようになり、実践前より余裕が出てきます。

私はこの助言から資産形成を始めました。

現時点の解釈

上に挙げた七つの知恵と五つの黄金法則は現代でも十分通用する考えだと思います。 一部、例えば、住まいという物の定義が本書執筆時点と今では違うと思いますが、本質は変わっていないと思っています。

  1. 自分の収入と支出を管理し「生活防衛資金の貯蓄」から始める。
  2. 生活防衛資金が貯まった後は投資を行い資産を形成する。
  3. 投資を行う際は堅実な運用を心がける。
  4. 常に勉強を行い、自尊心を持って行動する。
  5. 資産が貯まったらそれらを失わないようにしっかり守る。

現在の私は 3,4 の状態になっており、堅実な運用で資産形成をしている最中です。 今の所、順調に推移しているので続けていきます。

おわり

『バビロンの大富豪』を再読してお金の原則を再確認しました。 この本はいつでもお金に関する重要なことを私に教えてくれます。

今回の再読では「守る」という点に心を動かされています。 自分の資産もある程度の大きさになってきています。 それらを守り、堅実な運用を行う必要があると改めて感じています。

今後もこの本に書いている原則を守り、堅実な行動を心がけていきます。

余談

一年前にもこの本を再読しており、同じ内容なことをブログに書いていました。 本文を書いた後に読んでみて全く同じだったのでびっくりしています。 まぁ、同じ人間が読んでいるので同じ感想になったのだと思います。