私は FIRE を目指すために投資を行っています。 FIRE とは経済的自立を目標としたライフスタイルのことです。 経済的に自立して、好きなこと、やりたいことを自由に行って生活していく生き方です。
しかし、最近では FIRE は貧乏生活や飽きると言った意見も多数出ています。 「FIRE は貧乏生活」や「FIRE 卒業」などと言うパワーワードまで出ています。
特に「貧乏生活」という意見に対して私は少し違うと思っています。 そもそも、「貧乏」というのは個人の捉え方や考えが大きなウェイトを占めている考え方です。 FIRE を目指している人に対して当てはまるか微妙なところだと思います。
個人的に思う FIRE に向いている人
個人的に思う FIRE に向いている人の条件は以下の三つです。
- お金を使うことに興味がない人
- ミニマリスト
- 勉強が好きな人
お金を使うことに興味がない人
世の中にはお金を使うことに全く興味を示さない人がいます。 現状に満足しているというか、どこか達観している人です。 次に取り上げるミニマリストとは違い、お金を使うこと自体に興味を示さない人です。
生きていくための食事は行いますが、それ以外に全くお金を使わない人がいます。 知っている人に少数いますが、本当にお金を使わないです。
このような人は基本的な支出が少ないため、FIRE に向いていると思います。 ただし、このような人は仕事に対しても特に拘りがないため、働き続ける傾向もあると感じます。
ミニマリスト
FIRE に向いている人の本命はミニマリストです。 ミニマリストの定義も様々ありますが、私が考えるのは必要な物を見極めて上手にお金を使う人です。 要するに、自身にとって必要なものと不要なものをしっかり分けて、必要な物だけを使い生きている人達のことです。
ミニマリストは必要な物しか所持しない傾向があるため、お金が浮きやすいです。 これらの浮いたお金を投資に充てることで資産を増やすことができると考えられます。
また、不要な物を所持しないため、資産から発生したお金も無駄に使うことがないと考えられます。 これは質素な生活とも貧乏な生活とも違う概念です。 実際に行っている人は恐らく自分が質素だとも貧乏だとも思っていないです。
他にもありますが、これらの理由からミニマリストは FIRE というライフスタイルに合っていると考えられます。
勉強が好きな人
勉強が好きな人も FIRE に向いていると思います。 主な理由は終わりの無い探求だということ、使う資金も比較的少ないことです。 例えば、本屋で参考書を買うとしてもそこまで高いものではないです。 また、一度買った参考書は長い時間使うことができるため、コストパフォーマンスも高いです。 さらに、地域の図書館を利用すると格安で大量の本にアクセスることができます。 勉強というのはコストパフォーマンスの面でみても優れていると私は思います。
そして、終わりが無いというのも理想的です。 生涯学習という言葉もあるくらいです。 言い方は悪いかもしれませんが、最高の暇つぶしです。
勉強が好きな人もこれらの理由により、FIRE に向いていると思います。
FIRE は貧乏生活か否か
FIRE を実践している人に対して、貧乏生活と感じている人もいると聞きました。 しかし、何をもって「貧乏」と定義しているのかは話をしてもよくわからなかったです。
自分の感覚で質素倹約な生活をしているように見えても、実践している人は全く違う感想をもっていることもあります。 FIRE は感覚の違いが大きく現れるライフスタイルだと思います。
FIRE は貧乏生活かと言われると目指している人にとっては違い、お金を使うことが好きな人から見るとそのように見えると思います。 結局はお金やライフスタイルに関する感覚の違いだと思います。
FIRE 卒業というパワーワード
FIRE 卒業とかいう言葉が話題になっているようです。 要するに働いていなかった人がまた働き出したというだけです。
これを見てアーリーリタイア失敗だと言っている人もいます。
しかし、FIRE の本質的な部分は「FI」にあります。 つまり、FIRE は経済的に自立することが本質であり、働かないことが本質ではないです。 働くこともできるし、働かないという選択肢も自由に選べます。 これらの自由な選択が FIRE の本質だと私は考えています。 「RE」の部分には「嫌な仕事から」や「やりたくない仕事から」という言葉が隠されていると思います。
FIRE という考え方は目指すべき価値のあるライフスタイルだと考えます。
FIRE を目指すことについて
FIRE については人によって考え方が異なると思います。 そのため、選択については自由にすれば良いというのが私の考えです。 目指したい人は目指せば良いし、時間やお金の使い方で自分には合わないと思えば目指さなくてよいと思います。
ただし、自分と考え方が違う人も尊重するということが大切だと思います。
私はゆっくりと FIRE を目指しています。