ミニマリストの思想は参考になる話

人生を豊かに暮らす上でミニマリストの考え方は非常に参考としています。 「起きて半畳寝て一畳」という言葉がある通り、過度な贅沢や強欲は慎むべきだと考えます。 私の場合は贅沢な生活にそもそも憧れていないという性格的な部分もあると思います。 都会にしばらく住んでいたこともありますが、人の多さ忙しなさがどうしても肌に合わなかったです。

ミニマリスト = 持ち物が少ない人と勘違いされている場合もありますが、自分に必要な最小限の物で生活するということです。 そのため、自分に必要な最小限の物であればいくらでも持っています。 テレビやネットで極端な人が注目され、楽しくなさそうだと思われることもあるようです。 しかし、結局はその人が幸福であれば他人がとやかく言うことではないと思います。

FIRE を目指す上でもミニマリストの思想は根幹となるものだと思います。 衝動で買い物を行い、数回しか使用していないもの、ひどい場合は買った後、一度も使用しなかった物などは無駄以外の何物でもないです。 しかし、ミニマリスト的な思想を取り入れると無駄なものを購入せず、結果的に節約へ繋がります。 そして、節約できた分を計画的に投資することで資産運用となります。

それらの思想に大きく反する人も身近にいます。 曰く、物は大量にあり整理整頓されていないが、どこに何があるか把握しており、全て必要な物とのことです。 しかし、いざ必要な物を使う際に取り出す事に時間がかかる、又は見つけたが壊れていて使えないなど更なるトラブルも何度と無く見てきました。 果たしてそのような状態は物が「在る」と言えるのか疑問です。 私は「在る」のではなく、置いているだけだと感じています。

特に年配の方は物を大量に持つことが豊かさの象徴であるという固定観念が強いと感じます。 私の周り限定かもしれませんが、年配の方は会社でもプライベートでも豪快にお金を使っている姿をよく見ます。 しかし、その内訳は上で書いたような状態になっている人が多いと感じています。

また、断捨離できないことも特徴だと思います。 つまり、必要か不必要か判断できないということです。 人はどちらかわからない状態の選択を迫られるとやり直しが効く方を選ぶ人が大半です。 要するに必要か不必要か判断できない場合、物を捨てるという選択肢を取ることができない人が多いです。 なぜなら、物を捨てると取り返しがつかない又は取り返すためにはお金が必要にからです。

実はこれは資産運用を始めることができないことにも関係があるような気がしています。 投資を行う場合、資産が増える可能性もありますが、減る可能性もあります。 それらの判断ができないために取り返しが効く (と思い込んでいる) 方である投資をしないという選択をする人が多いように感じます。 (実際はインフレリスクなどがあり価値変動が起こっています。)

私が考えるミニマリスト最大の本質は自分で判断ができることです。 「決断」ではなく「判断」です。 要不要、やるやらない等の判断をしっかり行い、実践することがミニマリズムの本質だと思います。 それらが結果的に間違っていても良いと思います。 重要なのは判断を行うという行為そのものです。

判断するということは自分の考えをしっかりと定めていることです。 資産運用や投資でも中身を精査せずに人の言われるがままに行う人がいます。 例えば、銀行員や証券会社の営業に言われるがまま投資を行ってしまう人です。 人を信頼するということは素晴らしいことだと思いますが、投資に関して言えば自分自身で判断する必要があります。 なぜなら、自分の事を最も真剣に考えているのは自分以外いないからです。

おわり

ミニマリストの考え方や本質だと思う判断する力は非常に参考になり、人生を豊かにするために重要な力だと思っています。 自分自身、特に優柔不断なところが多いですが、ミニマリズムな考えを参考に資産運用や生活をしていこうと努力しています。

とりあえず、部屋の整理整頓ぐらいは常に行うようにしています。