今回は毎月の積立金額に関する話です。
はじめに
私は資産運用として毎月 15 万円の積立を 2 年ほど実行しています。 本格的にインデックス投資を始めた当初は NISA の年間 120 万円を使い切るために 10 万円の積立から始めました。 その前はインデックス投資ではなく、個別株、FX や EA を行っていたので定期的な積立などやったことなかったです。
また、私は一地方の平凡なサラリーマンなので特別収入が多いというわけでもないです。 適当に探した平均年収ランキングというサイトで見る限り、平均少し下の年収となっています。 出世欲なども無いので妥当な位置かもしれないです。 (このサイトの信憑性は調べていないです)
ではなぜ 15 万円も積立できるのかと一部の人に聞かれますが、以下の要因が大きいと思っています。
- 毎月の家計を整える
- 無駄なものを極力買わないようにする
- 臨時収入を全て資産運用に充てる
補助要因として、
- 独身である
- 運良く低家賃で生活できている
ということが挙げられます。
毎月の家計を整える
資産運用で最も重要視することは家計を整えることです。 積立金額や証券会社、投資戦略など二の次、三の次の話です。 投資を勧める人でも説明抜けが多い、全ての土台です。
家計を整え、自身の固定費や変動費を理解して分析する必要があります。 分析と言っても、難しいことではなく、無駄なもの不要なものを買っていないか把握するだけです。 また、一円単位で細かく行う必要もないです。 私自身、千円単位で管理しています。 百円単位で管理するのも面倒だったのでそうなってしまいました。
家計を整える上で特に固定費の見直しは重要です。 金額の大きな固定費は主に家の家賃、ネットやスマホ代の通信費だと思います。 その他、人によっては保険代もそれなりに大きな金額になっているかもしれません。
これらを整えて、自分の収入に対する費用の割合を把握することが"最重要"です。
ちなみに、私の場合は次表のような家計になっています。 若干の変動はありますが、10 ほど似たような家計で生活しています。
項目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 70,000 |
通信費 | 10,000 |
車両費 | 10,000 |
雑費 | 30,000 |
合計 12 万円で私は毎月の生活を行っています。
家賃は電気代、食費込です。 後述しますが、条件付きでこの金額に抑えることができています。 これが非常に大きいです。
通信費はネットの料金です。 家で使用する固定回線とモバイル回線を合算して一万円の予算としています。
車両費は車のガソリン代や洗車費用です。
雑費は自由に使えるお金です。 所謂、私の小遣いです。
以上の予算範囲で毎月の生活を行い、余った分は欲しい物が出来たときの購入費として貯金しています。 意外とこの貯金も大きくなってきましたが、運用に充てることはせずに、あくまで欲しい物を買う費用にしています。
無駄な物を買わない
私の雑費は毎月三万円で、この中から日用品や欲しい物を揃えています。 なんか、周囲に聞いてみると結婚している人の小遣いと似たような金額なので多くも少なくもないと言った感じです。
日用品や趣味の物を毎月三万円で賄うために、無駄な物を買わないように心がけています。 買ったのに一回しか使わなかったや実は不要であったというものは無駄以外の何物でもないです。 一つ一つは細かい金額でも積み上がってくると意外と大きな金額になります。
また、自身で割高と思う物も避けるようにしています。 コンビニで販売しているもの全般が顕著だと思います。 ドラッグストアや地元のスーパーに行けば同じものが安く手に入ります。 ただし、だからと言って 5km 先のスーパーに車で行くなんてことはしないです。 それこそ、ガソリンの無駄です。
趣味の物についても欲しいと思っても買う前に時間を置いて考えるようにしています。 無駄な物、使わない物を買っても処分するのが面倒だったり逆に手間となることが多々あった経験則からそのようにしています。 ものが多くなると部屋も散らかり、気分も悪くなるので気をつけています。
この点に関してはミニマリスト勢の考え方が非常に参考となります。 一度調べてみても良いと思います。
臨時収入の使い方
上述の通り、家計を整えて無駄なものを買わないことを意識すると臨時収入を全て資産運用に充てることができます。 この臨時収入の中には会社から支給される賞与も含まれています。 私の意識では自動で再投資されない株の配当金も臨時収入に含まれます。 私の場合はバンガードの VT から配当が出ています。
特に注意する点として、賞与を家計の中に組み込むことは避けるべきだと思います。 例えば、賞与を当てにした家賃の支払い予算計画を作るなどしては駄目です。
なぜなら、賞与というのは会社や自身の状況によって金額の変動が大きいものだからです。 金額の大小に関わらず、長期的に安定度が低いのです。 ただし、大企業に勤めている人ならある程度の安定はあるかもしれないです。
毎月の家計は毎月の安定した収入から計画するべきです。 せっかく、基本給という安定した収入があるのですから、これを基軸にしないのはもったいないです。
つづく
長くなったのでつづきます。