今回からは私が考えるインデックス投資について、投資を成功させるためにはどのような心構えが必要か書いていきます。
はじめは「愚直に積み立てる」という点です。
その他の項目については概要を参照してください。
また、記事の内容は個人の意見となり、自分用に書いています。
基本的な考え方
インデックス投資の根幹は全世界の富は常に右肩上がりに増えていくという考え方です。過去のチャートを見ても、様々な暴落、暴騰が起き経済は荒れていきました。 比較的、直近の「リーマン・ショック」時には資本主義の終わりや崩壊などと言われていました。しかし、各国の株価指標を長期的に見ると常に右肩上がりを続けています。 最も深刻だったと考えられる1929年の「世界恐慌」も現代の長期チャートで見ると誤差の範囲内となっています。
この考え方を基にするとインデックス投資を成功させる簡単な方法は大きな金額を一括で投資し、それを持ち続けるということになります。株価は常に右肩上がりを続けると考えるため、早く始める方が有利です。 また、投資商品は売らずに持ち続けることで利益が膨らんでいきます。よく、インデックス投資を推奨している本では100年とか200年前の1ドルが現在、〇万ドルになっている、などと紹介されていると思います。
しかし、一般人である私達は大きな金額を一括投資できるような余裕など持っていません。貯蓄額に関するネット記事をいくつか見ても貯蓄額の平均値は多くて2,000万円、最も世論を反映していると言われている中央値は1,000万円ほどとなります。その中から投資に充てることの出来る金額は更に減ることになると思います。投資の世界では誤差のような金額となります。
また、一括投資を行った場合、大きな暴落に耐えることが出来る一般人はいないと思っています。リーマン・ショック時のように、現在の貯金が半分なくなると考えると正気を保てる人が果たして何人存在するのでしょうか、私は絶対に無理です。発狂すると思います。
そこで、一般人にはドルコスト平均法という積立投資の戦略が有効となります。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは時間分散とも言われる投資の価格変動リスクを低減できる手法です。詳しい説明は長くなるので調べてもらった方が早いですが、要するに毎月 (または毎日、毎年) 決まった金額を投資しろということです。投資対象の価格は下がったときは多く買うことができ、価格が上がったときは少なく買うことになります。これにより、価格の変動に対するブレを小さく保つことができます。当然、暴騰したときなどは最大リターンではなくなりますが、暴落したときなどは一括投資した場合より少ないダメージとなります。
(他にも良い点、悪い点があるので自分で調べてよく考えて見てください。)
ドルコスト平均法は積立投資の基本であり、正直、一般人にはこの手法しか選択肢がないと思っています。上述した通り、一括投資する資産も少ないため、月々の給与から一部を積立するしか方法がないです。 さらに、価格下落のリスクも避けたいと考えるとドルコスト平均法を使い、積立するしかありません。
そして、ドルコスト平均法の効果を高める為には積立を続けることが重要です。
積立を継続する
ドルコスト平均法は長期に投資を行う際に最も効果が高くなります。短期の投資では下落相場の場合、ナンピン買いを繰り返し、積立の効果がマイナスに働いてしまいます。 上昇相場では利益率が落ちてしまいます。下落相場、上昇相場が交互に現れ、その間、積立し続けることでドルコスト平均法の効果が高くなります。
下落相場と上昇相場を交互に経験するためには長期に積立を継続する必要があります。この時、今は株価が低いからちょっと無理して多めに買おうや株価が高いから少なめに買おうなどと考えては駄目です。 株価の購入タイミングを考えることは投機的手法となります。ほとんどの投機的手法は長期でみるとインデックス投資に勝つことができません。無理をせず、積立を続けて、時間を味方にすることがインデックス投資を成功させるための唯一の道です。
まとめ
普通の人がインデックス投資を行う場合、ドルコスト平均法を駆使して長期積立を行うしか選択肢がない。
ドルコスト平均法を利用した長期積立を成功させるためには購入するタイミングなどを図らず、無理のない金額を長期に積立し、時間を味方にするしかない。