プラチナと銀の投資検討

分散投資の一環として「株」「債券」「REIT」意外の投資先を考えています。
以前、金を考えたので今回は「プラチナ」と「銀」を考えていきます。

プラチナの特徴

金より希少性が高い。
需要は自動車と装飾品が多い。
自動車の需要があるために経済の影響を金より受けやすい。

採掘は南アフリカに偏っている。

銀の特徴

金と比較して市場規模は小さく、安価である。
需要は工業用品がほとんどで新しい用途が生まれる可能性がある。
プラチナ以上に経済の影響を強く受ける。

採掘は世界中で行われている。

年次価格の比較

金投資などで有名な田中貴金属で年次推移を確認できたので比較してみます。

プラチナ 円建て 銀 円建て
2020 3114 72.69
2019 3120 59.52
2018 3215 58.49
2017 3523 64.02
2016 3535 62.03
2015 4205 64.19
2014 4759 67.6
2013 4740 77.22
2012 4078 82.79
2011 4522 93.57
2010 4635 59.04
2009 3717 46.69
2008 5409 53.5
2007 5001 53.83
2006 4337 46.14
2005 3245 27.93
2004 3008 25.09
2003 2634 19.81
2002 2238 20.26
2001 2142 18.76
2000 1963 18.75
1999 1443 20.82
1998 1636 25.34
1997 1602 20.87
1996 1451 19.79
1995 1343 17.11
1994 1393 18.79
1993 1395 16.6
1992 1525 17.48
1991 1690 19.38
1990 2262 24.82
1989 2307 27.18
1988 2242 29.66
1987 2657 35.09
1986 2553 32.29
1985 2293 50.89
1984 2790 67.58
1983 3298 96.6
1982 2688 74.93
1981 3241 86.32
1980 5030 168.79
1979 3192 81.31
1978 1785 40.44
1977 1467 44.78
1976 1572 46.48
1975 1690 47.61
1974 2278 49.28
1973 1620 24.38
円建て プラチナ
上昇率 192.2% 298.2%
最高値 5409 168.79
最安値 1343 16.6
リスク 75% 90%

上昇率は1973年に買った場合、2020年に何%上昇しているかを計算。 リスクは 1973年から2020年の最高値を100として最安値まで下がった場合、何%下がるかを計算しています。上昇するということは反対に下落する可能性もあるという考えの元にリスクとしています。

まとめ

正直、どっちも微妙です。
分散投資のメリットは資産分散によるリスクの低減ですが、「銀」の場合、経済の影響を受けやすいのであれば株や債券とそこまで変わらないこと、またリスクもそこそこ高いです。
「プラチナ」の場合、需要は良さそうですが生産が一国に偏っているという分散投資においては問題になりそうな弱点を抱えています。

2022年の投資方針を今から考えているのですが、迷走気味です。
時間はまだあるので、いろいろな人の方針を参考に自分なりの考えを見つけようと思います。